新年が始まり、少しずつ日常に戻り始める1月7日。「七草粥」を食べるという風習、みなさんはご存じでしょうか? 春の七草には、体にやさしい栄養がたっぷり詰まっており、古くから無病息災を願う習わしとして親しまれてきました。
この記事では、七草の意味や種類、それぞれの効能、そして七草粥の作り方や楽しみ方まで、やさしく丁寧にご紹介します。
親子で楽しめるアイデアも満載!ぜひ最後まで読んで、今年の七草をもっと身近に感じてくださいね。
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春の七草ってなに?その意味と由来をやさしく解説
春の七草の意味とは
「春の七草(はるのななくさ)」とは、毎年1月7日に食べる「七草粥(ななくさがゆ)」に使われる7種類の若草のことです。春の七草には、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの7つが含まれます。これらの草はすべて早春に芽を出すことから「春の息吹」を感じさせてくれるものであり、日本の風土と季節の巡りに深く根ざした存在なのです。
この七草は、無病息災(むびょうそくさい)を願う行事の一環として食べられてきました。古来より日本人は自然との共生を大切にし、四季折々の草花に意味を見出してきました。特に年の初めに若菜を食べることで、新しい年を元気に過ごせるようにとの願いが込められています。
また、七草は冬の間に弱った胃腸をいたわる効果もあるとされており、単なる習慣ではなく、身体にやさしい知恵として今も受け継がれています。
なぜ「七草」なの?数の意味
「七」という数字には、日本の文化の中で特別な意味があります。七福神や七夕、七五三など、縁起が良いとされる数字の一つです。昔から「七つの草を食べると病気にならない」という考えがあり、これが「七草」の由来の一つとも言われています。
また、古代中国の「人日(じんじつ)の節句」という暦の風習が日本に伝わった際に、若菜を七種類使うという形で定着したとも考えられています。この「七」は「多くの種類を意味する象徴」として使われていたとも解釈できます。
つまり、「七草」という言葉には「たくさんの命の芽吹き」「多様な健康への願い」が込められているのです。単に数ではなく、意味のある文化的な象徴として受け継がれているのですね。
日本の行事との関係性
春の七草は「五節句」のひとつである「人日の節句(じんじつのせっく)」と深く関係しています。五節句とは、日本に古くから伝わる年中行事のことで、1月7日の「人日」はそのうちの一つです。この日には七草粥を食べて、一年の無病息災を願う風習が定着しています。
他の節句と比べてあまり目立たない人日ですが、実は五節句のスタートを切る重要な行事です。お正月の華やかさが落ち着いた頃に、心と体をリセットするための穏やかな行事として、七草の文化が存在しているのです。
また、現在では1月7日に七草粥を食べる家庭も減ってきているとはいえ、保育園や学校などでは食育の一環として紹介されることも多く、次世代へと文化を伝える大切な役割も果たしています。
七草の歴史的背景
七草粥のルーツは、先述のとおり中国の「人日」の風習です。中国では新年の初めに7種類の野菜を入れたスープを食べることで、無病息災を願う風習がありました。これが奈良時代に日本へ伝わり、日本独自の風習として七草粥が生まれたとされています。
平安時代には宮中行事としても七草の儀式が行われており、天皇が若菜を摘む「若菜摘み」が春の訪れを祝う行事の一つでした。江戸時代になると、この風習が庶民にも広まり、1月7日に七草粥を食べる文化として全国的に根付いたのです。
つまり、七草は日本の歴史の中で1000年以上にわたり続いてきた由緒ある文化であり、時代を超えて私たちの暮らしに息づいているのです。
子どもにどう教える?
春の七草は、日本の伝統文化を学ぶ絶好のチャンスです。子どもに教えるときは、まずは七草の名前をリズムで覚えることから始めましょう。「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ♪」という歌もあるので、楽しく覚えることができます。
また、実際にスーパーや野原で七草を見せながら、どんな草か、どんな味かを体験させるのも効果的です。七草粥を一緒に作ることで、料理や健康への関心も育ちます。
絵本や紙芝居を活用するのもおすすめです。視覚的に学ぶことで、記憶にも残りやすくなりますし、親子の会話のきっかけにもなります。「昔の人はどうして七草を食べたのかな?」といった問いかけを通じて、自然や命の大切さを伝えていきましょう。
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春の七草の種類と特徴まとめ
セリ(芹):独特の香りとデトックス効果
セリは、春の七草の中でも特に香りが特徴的な草で、少しピリッとした風味があります。湿地や川辺に生える野草で、日本全国に広く自生しています。葉や茎は細長く、シャキシャキとした食感が魅力です。
セリにはβカロテンやビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれており、体の代謝を促進してくれる効果があります。特に利尿作用が強く、体内の老廃物を排出するデトックス効果が期待できます。お正月で食べ過ぎた体にはぴったりですね。
また、セリに含まれる香り成分「ミリスチシン」にはリラックス効果もあると言われており、心身を整える働きも。七草粥の中でも風味のアクセントとして欠かせない存在です。最近ではスーパーでもパックで販売されており、入手しやすくなっています。
ナズナ(ぺんぺん草):生活習慣病予防にも
ナズナは道端や畑でよく見かける草で、「ぺんぺん草」の名前でも親しまれています。小さな白い花とハート形の実が特徴で、子どもたちが茎をこすって音を鳴らして遊ぶ姿が印象的です。春の七草の一つとしても古くから食べられており、クセの少ない味わいが特徴です。
ナズナには、食物繊維・カルシウム・カリウム・鉄分などの栄養がバランスよく含まれています。特に血圧を安定させる効果があるとされており、生活習慣病の予防にも役立つと考えられています。また、利尿作用や整腸作用もあるため、体の中を整えるにはぴったりの食材です。
さらに、昔から民間薬としても使われており、止血や解熱にも効果があるとされてきました。七草粥に入れると、ほんのりした苦みと爽やかさが加わり、全体の味を引き締めてくれます。野草の中でもクセが少なく食べやすいため、初めて七草に挑戦する人にもおすすめです。
ゴギョウ(母子草):風邪に効く薬草
ゴギョウは、ふわふわした白い毛に包まれた柔らかな草で、「母子草(ははこぐさ)」とも呼ばれます。春先に田畑や土手に生え、昔は草餅にも使われていた植物です。見た目が可愛らしく、名前にも温かみがあるため、春の七草の中でも人気があります。
この草は、古くから咳止めや喉の痛みを和らげる薬草として使われてきました。特に乾燥させた葉は、煎じて飲むと風邪の初期症状に効果があると言われています。ビタミンやミネラルも豊富で、体の免疫力を高める働きもあります。
七草粥に入れると、少し苦みがあるものの、食感がやわらかくて食べやすいのが特徴です。また、ゴギョウは温める作用があるため、寒い季節に体を中から温める効果も期待できます。体調を崩しやすい1月には特にありがたい食材です。
ハコベラ(繁縷):栄養豊富なミネラル源
ハコベラは、古くから食用や薬用に用いられてきた野草で、「はこべ」とも呼ばれます。柔らかい茎と小さな白い花が特徴で、どこにでも生えている身近な植物の一つです。七草粥の中では、クセがなくてとても食べやすい食材として重宝されています。
ハコベラには、カルシウム・鉄分・ビタミンB群などのミネラルが豊富に含まれています。特に整腸作用や貧血予防、骨を丈夫にする効果があるとされ、子どもから高齢者まで幅広い世代にうれしい栄養素が詰まっています。
また、口内炎や歯茎の炎症を抑える効果もあるとされ、昔は「ハコベ塩」を作って歯磨きに使っていた地域もあったほどです。まさに自然の知恵から生まれた万能草と言えるでしょう。
お粥に入れると、ふんわりとした食感で、全体をやさしい味にまとめてくれます。栄養補給と体調管理を兼ねた理想的な春の食材です。
ホトケノザ(仏の座):見た目もユニークな春草
ホトケノザは、七草の一つとして知られていますが、実は私たちが野原などでよく見る「ホトケノザ(シソ科)」とは別の植物で、七草に含まれるのは「コオニタビラコ」というキク科の植物です。ちょっとややこしいですが、七草のホトケノザは地面に葉が広がっているのが特徴です。
この草にはビタミンCやカリウム、マグネシウムが含まれており、体のバランスを整える効果があるとされています。また、昔は民間薬としても使われ、胃の調子を整えるなどの働きがあると信じられていました。
ホトケノザはやわらかく、火を通すととても食べやすくなるので、七草粥の中でも主張しすぎず、優しい風味を楽しむことができます。形がユニークで、子どもたちにも人気のある草です。
七草の中でもやや知名度が低い存在ですが、その分、新しい発見があるのも魅力のひとつです。
スズナ(蕪):実も葉も使える万能野菜
スズナは「蕪(かぶ)」のことで、野草ではなく栽培野菜ですが、七草のひとつとして欠かせない存在です。丸くて白い根と、緑色の葉を持つこの野菜は、古くから日本人の食卓に親しまれてきました。
蕪の根にはビタミンCや食物繊維が豊富で、消化を助け、風邪予防にも効果的です。葉の部分にはβカロテンやカルシウム、鉄分が多く含まれ、栄養バランスがとても良いのが特徴です。
また、蕪は煮ても焼いても美味しく、和食だけでなく洋食や中華でもよく使われます。七草粥に入れると、甘みが加わって全体の味を引き立ててくれます。実と葉の両方を使えるので、捨てる部分がなくエコな食材でもあります。
やわらかくて煮崩れしにくいため、お粥との相性も抜群。小さな子どもやお年寄りでも食べやすいので、家族みんなで楽しめる七草のひとつです。
スズシロ(大根):消化を助ける野菜の王様
スズシロは「大根(だいこん)」のことを指します。スズナ(蕪)と並んで、七草の中では特にポピュラーな野菜です。冬に甘みが増す大根は、お正月料理にもよく使われており、七草粥に入れることで、お正月の名残を感じながら健康を願う意味合いも込められています。
大根にはジアスターゼという消化酵素が含まれており、特に胃もたれや食べすぎによる不調を和らげる効果があります。また、ビタミンC・食物繊維・カリウムなども豊富で、栄養面でも非常に優れています。
七草粥に入れると、ホクホクした食感と自然な甘みが加わり、全体をマイルドにまとめてくれます。また、葉の部分も使うことで、ビタミンやカルシウムを効率よく摂取できます。
スズシロは「清らかな白」という意味もあり、心を清めて新年をスタートさせる象徴的な存在です。見た目も味も、七草粥の主役と言えるでしょう。
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春の七草粥の作り方|基本からアレンジレシピまで
春の七草粥とは?いつ食べる?
春の七草粥(ななくさがゆ)は、毎年1月7日「人日の節句(じんじつのせっく)」に食べるお粥で、7種類の若菜を使って作られます。この行事は、古代中国の風習「人日」が由来で、日本でも平安時代から続く伝統的な文化です。1月7日はお正月がひと段落する時期で、暴飲暴食で疲れた胃腸を休め、無病息災を祈るためにこのお粥が食べられてきました。
七草粥は、淡白な味わいながら栄養豊富で、体にやさしく染み渡る日本らしい料理です。年末年始にごちそうを食べ続けたあとだからこそ、心と体をリセットする意味合いも込められています。
現代では、スーパーで七草セットが販売されるなど、手軽に楽しめるようになっています。家族の健康を願いながら、一年のはじまりに食卓に取り入れてみましょう。
七草の下ごしらえ方法
七草粥を美味しく仕上げるには、下ごしらえがとても重要です。野草系の草は独特の香りやえぐみがあるため、しっかりとした処理をすることで食べやすくなります。
まず、七草を軽く水洗いして土やホコリを落とします。特にナズナやゴギョウなど、葉の隙間に汚れがたまりやすいので、やさしく丁寧に洗いましょう。
次に、さっと熱湯で茹でてから冷水にとることで、アクを抜き、香りをやわらげることができます。茹で時間は30秒〜1分程度でOKです。長く茹ですぎると風味や栄養が失われるので注意が必要です。
冷水に取ったら水気をしっかり絞って、細かく刻みます。種類によっては食べにくい硬い茎などがある場合は、取り除いておくと舌触りが良くなります。
スズナ(蕪)とスズシロ(大根)は、火の通りが悪いので、あらかじめ薄切りや角切りにして柔らかく煮ておきましょう。
基本の七草粥レシピ
【材料(2~3人分)】
- ごはん:茶碗2杯分(冷やご飯でもOK)
- 水:600ml
- 春の七草(セットや単品でOK)
- 塩:少々
【作り方】
- 七草はしっかり洗い、茹でてアク抜きし、細かく刻んでおく。
- ご飯と水を鍋に入れ、弱火でじっくり煮る(20分ほど)。
- ご飯が柔らかくなったら、刻んだ七草を加える。
- 軽く混ぜて、塩で味をととのえる。
- 好みでごまや梅干しを添えても◎
このレシピは、冷やご飯が余っているときにも便利で、体が温まり、朝食にもぴったり。塩加減は控えめにして、素材の味を楽しむのがおすすめです。
アレンジ七草粥:洋風・中華風・雑炊風
七草粥はシンプルな料理だからこそ、アレンジの幅が広いのが魅力です。以下にいくつかのおすすめアレンジを紹介します。
【洋風アレンジ】
コンソメスープでご飯を煮て、仕上げにオリーブオイルやチーズを少し加えると、洋風リゾットのように楽しめます。クセのある七草もチーズでまろやかになります。
【中華風アレンジ】
鶏ガラスープを使って中華粥にするのも◎。ごま油やショウガ、卵を入れると風味が増して、食欲がない朝にもおすすめです。
【雑炊風アレンジ】
七草を卵とじにした和風雑炊も人気。だしで煮て、味噌や醤油で調味すれば、和の味わいが深まります。
アレンジすることで、七草が苦手な子どもでも食べやすくなり、栄養も満点。家族の好みに合わせて、自由にカスタマイズしてみてください。
冷凍保存や作り置きできる?
七草粥は基本的に作りたてを食べるのが理想ですが、忙しい人のために作り置きや冷凍保存も可能です。
まず、お粥は時間が経つと水分を吸ってドロッとしやすいので、保存する際は少し水分を多めに残しておくのがコツです。冷蔵保存なら2日程度、冷凍なら1週間以内を目安にしましょう。
冷凍する際は、小分けにしてラップで包み、ジッパー付き袋に入れると便利です。解凍時は電子レンジでもよいですが、鍋に移して水を足して温め直すと、ふっくら仕上がります。
また、七草だけを刻んで冷凍しておき、後からお粥に加える方法もおすすめです。市販の冷凍野菜のように手軽に使えて、忙しい朝にもすぐ準備できます。
手間を減らしても、伝統の味を守ることができるので、ライフスタイルに合わせた楽しみ方を取り入れてみましょう。
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七草粥を食べる理由と効果とは?
お正月疲れに効く理由
お正月は、おせち料理やお餅、年越しそばなど、ごちそうを食べる機会が多く、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。特に胃腸に負担がかかりやすい時期であり、体も重く感じやすくなります。そんなときにぴったりなのが、七草粥です。
七草粥は、野菜の柔らかい繊維と水分を多く含んだ、消化にやさしい料理。胃に負担をかけずに栄養を摂ることができるので、年末年始の疲れた体をやさしく癒してくれます。また、温かいお粥は内臓を温める効果もあり、冷えが気になる人にもおすすめです。
さらに、七草粥はシンプルな味わいなので、舌や脳をリセットする「味覚のリセット」にもなります。こってりとした料理が続いたあと、自然の味を感じることで、食事への感謝や季節の移ろいを実感することができます。
胃腸をいたわる薬膳的効果
七草粥は、いわば日本の薬膳料理とも言えます。薬膳では、食材の持つ自然のパワーを活用して体の調子を整えることを重視しますが、七草はその代表格。すべての草にそれぞれ異なる効能があり、組み合わせることでバランスの取れた健康効果を得られます。
例えば、セリやナズナには利尿作用や解毒作用があり、体内の不要なものを排出する効果が期待できます。ハコベラやスズシロは消化を助ける働きがあり、胃腸が弱っているときにも安心です。ゴギョウやホトケノザは、風邪の予防や喉のケアに役立ち、寒い時期にぴったりの薬草です。
このように、七草粥は体を中から整え、季節の変わり目の不調をやさしくケアしてくれる、昔ながらの知恵が詰まった料理です。体の声を聞きながら、無理のない健康法として取り入れてみてはいかがでしょうか。
七草それぞれの健康効果
七草には、以下のようにそれぞれ異なる健康効果があります。
まとめると次のようになります。
| 草の名前 | 主な効果 |
|---|---|
| セリ | 食欲増進・デトックス作用 |
| ナズナ | 血圧安定・利尿・整腸 |
| ゴギョウ | 咳止め・喉の炎症を抑える |
| ハコベラ | 整腸作用・ミネラル補給 |
| ホトケノザ | 胃腸の調子を整える |
| スズナ | ビタミンC補給・消化促進 |
| スズシロ | 食欲増進・消化酵素で胃もたれ軽減 |
これを見ると、どの草も体にやさしい栄養素や薬効成分を含んでいることが分かります。お正月明けにこれらを一気に摂取できる七草粥は、まさに理想的なデトックス料理です。
普段の生活では意識しないような草も、改めて見るとすごい力を持っているんですね。薬に頼らず、自然の力で体を整えることができる七草の魅力を、改めて感じることができます。
体に優しいだけじゃない「心の区切り」
七草粥は体だけでなく、心のリセットにも効果的です。新年はじまってすぐの1月7日というタイミングで、静かな朝にお粥を食べることで、改めて新しい年に向き合うことができます。
おせちやごちそうのにぎやかさとは対照的に、七草粥はとても素朴で落ち着いた料理。食事を通じて静かな時間を過ごし、自分や家族の健康を願うことは、現代人にとっても大切な心の営みです。
また、「今年も一年、元気で過ごせますように」と家族で願いながら食べることで、家族の絆も深まります。忙しさに流されがちな日常の中で、七草粥は「ゆっくりとした時間の象徴」として、心に余白を作ってくれるのです。
昔の人の知恵を現代に生かす方法
七草粥の風習は一見、昔の人の古い習慣のように思えるかもしれません。でも実は、現代の私たちにとっても大いに価値のある「生活の知恵」です。
たとえば、年末年始の暴飲暴食、冷えや寝不足、運動不足など、体調を崩しやすい今の時期に、消化によく、栄養バランスの良い七草を取り入れるのは理にかなっています。また、無理なく自然のリズムに寄り添うことで、身体と心の調子を整えることができるのです。
さらに、薬やサプリメントに頼りすぎず、身近な植物や食材を活用する習慣を持つことで、食に対する意識が高まり、食育や持続可能な暮らしにもつながります。古い文化を見直すことは、実は未来をより良くする第一歩なのかもしれません。
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子どもと一緒に楽しむ春の七草体験アイデア
七草さがし散歩に出かけよう
子どもと春の七草を楽しく学ぶなら、「七草さがし散歩」がおすすめです。身近な公園や空き地、川辺などに出かけて、実際に七草を見つけることで、自然とのふれあいや発見の喜びを感じられます。
もちろん、すべての七草が野外で見つかるわけではありませんが、セリやナズナ、ハコベなどは春先になるとよく自生しているため、草花に詳しい大人と一緒に探すと安全です。図鑑やスマホの植物検索アプリを使って、形や特徴を調べながら歩くのも学習効果が高まります。
見つけた七草は持ち帰らなくてもOK。写真に撮ったり、スケッチブックに絵を描いたりすることで観察力や記憶にも残ります。子どもたちは「これがぺんぺん草なの?」と、名前と植物が一致することで興味がどんどん湧いてきますよ。
外での活動は季節感を感じさせる良い機会。体験を通して学ぶことで、春の七草がただの「行事」ではなく、身近で楽しい文化として記憶に残るはずです。
紙芝居や絵本で学ぶ七草の話
小さな子どもには、絵や物語を通じて「春の七草」の世界を伝えるのが効果的です。七草をテーマにした紙芝居や絵本は、日本の伝統や植物の特徴をわかりやすく伝えてくれます。
たとえば、七草のそれぞれにキャラクターを設定して擬人化した絵本では、「わたしはセリ、川辺で元気に育つよ!」といったように、草たちが自己紹介してくれる形式が子どもに人気です。植物に興味が湧くだけでなく、名前の由来や特徴を楽しく覚えられます。
また、「七草粥を食べる日にはどういう意味があるの?」という問いに答えてくれる物語を通じて、風習や伝統文化への理解も深まります。
紙芝居を親子で読む時間は、単なる読み聞かせ以上に、会話や考えるきっかけを生み出します。ぜひ家庭に1冊、七草の絵本を取り入れてみてください。
親子で作る七草粥クッキング
七草粥を親子で一緒に作ることは、料理の楽しさだけでなく、食の大切さや文化の理解を育む素晴らしい時間になります。料理が初めての子どもでも、「洗う」「ちぎる」「混ぜる」などの簡単な作業から参加できるため、年齢を問わず楽しめます。
まずは七草を一緒に観察し、名前や特徴を教え合いながら下ごしらえ。特に「ぺんぺん草(ナズナ)ってこれ?」と話しながら触れると、名前の面白さに子どもも笑顔になります。
お粥の炊き方を教えながら、七草を入れるタイミングや味見などを通して、料理の工程を一緒に楽しみましょう。自分で作った七草粥は格別な味に感じられ、「野菜苦手だったけど食べられた!」なんて声が出ることも。
食べ終わったあとに「どの草が好きだった?」などの感想を話すことで、より記憶に残り、次の年も楽しみにしてくれるようになります。
七草クイズやすごろくで遊ぶ
遊びながら七草を覚えたいなら、クイズやすごろくなどのゲーム形式がおすすめです。楽しみながら知識が身につくので、子どもたちは飽きずに参加できます。
たとえば、「七草クイズ」では「セリが生える場所はどこ?」「ナズナの別名は何?」といった三択問題を出してみましょう。正解するとポイントがもらえる形式にすると盛り上がります。
また、七草をテーマにしたオリジナルの「すごろく」を作るのも楽しいアイデアです。「スズナを見つけた!3マス進む」や「ホトケノザを忘れた!1回休み」など、七草の知識を交えたマスを作って進めることで、自然と覚えることができます。
家族みんなで笑いながら学べる時間は、何よりも貴重な思い出になります。特に小学生以下の子どもにとっては、こうした体験が「日本の行事って楽しい!」という気持ちを育てるきっかけになります。
保育園・学校でも取り入れたい活動例
春の七草は、保育園や学校での季節行事としても取り入れやすい題材です。身近な植物を通して、食育・自然観察・伝統文化の3つをバランスよく学ぶことができるからです。
例えば、七草の実物観察や七草スタンプカードを使ったゲーム、紙芝居の読み聞かせ、粥の試食会など、幅広いアプローチが可能です。中でも人気なのが「七草の名前カード作り」。画用紙に草の絵を描いて名前を覚えることで、楽しみながら学べます。
また、音楽の時間に七草の歌を歌ったり、生活科の時間に簡単なクイズを取り入れるなど、教科横断型の活動にもぴったりです。
季節を感じること、伝統を知ること、命の大切さを学ぶこと。これらを体験として教えるには、春の七草は絶好の教材と言えるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 春の七草とは何ですか?
A. 春の七草とは、1月7日に食べる「七草粥」に使われる7種類の野菜や野草(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)のことです。無病息災を願う日本の伝統的な風習です。
Q2. 七草粥はいつ食べるのが正しいの?
A. 毎年1月7日「人日の節句」の朝に食べるのが習わしです。正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわり、一年の健康を祈って食べます。
Q3. 七草はどこで手に入りますか?
A. 1月初旬になると、スーパーや八百屋で「春の七草セット」として販売されることが多いです。野生で採取する場合は、植物に詳しい方と安全に行うのがよいでしょう。
Q4. 七草の名前が覚えられません。簡単な覚え方はありますか?
A. 「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」というリズムで覚えるのが一般的です。七草の歌を活用すると子どもでも楽しく覚えられます。
Q5. 七草粥は保存できますか?
A. はい、冷蔵で2日程度、冷凍なら1週間ほど保存可能です。水分を多めにして小分けにして冷凍し、再加熱時に水を加えると美味しく食べられます。
まとめ
春の七草は、ただの季節行事ではなく、自然とつながる暮らしの知恵が詰まった、日本ならではの伝統文化です。それぞれの草には健康を守る効能があり、七草粥は心と体をリセットする「新年の節目」として理にかなった食文化です。
また、子どもと一緒に七草を探したり、クイズで楽しんだり、親子クッキングにチャレンジしたりと、体験を通して自然や季節、命のありがたさに触れることもできます。こうした行事は、ただのイベントではなく、家族の絆や生活のリズムをつくる大切な時間でもあります。
ぜひ、来年の1月7日には七草粥を囲みながら、無病息災を願い、健やかな一年のスタートを切ってください。






























