最近の若者は、どんな就職観を持っているのでしょうか?
若者と言っても、人によっては「20代前半まで」と答える人も居れば、「30代中盤も若者」という人もいるでしょう。最近は見た目が若々しい人も増えてきているので、一概に年齢だけで若さの定義付けをする事がし辛くなってきているのかもしれません。
とはいえ、令和の時代を生きる20代,30代の人には、少なくともバブル期を生きてきた若者と比べると異なる点がいくつか見出されます。
この記事では、現代に生きる若者にフォーカスしてどのような傾向にあるのかについて、まとめてみました。
若者を一括りとして考えるのではなく、その時代に即した若者像を理解する上での参考にして頂ければと思います。
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現代の若者の仕事に対する価値観
就職観として若者が持つものは、楽しく仕事をしたいという傾向があると言われています。また、仕事と生活の両立をさせたいという就職観を若い人たちは持つ傾向があるようです。
しかし一方では、前年と比較すると社会貢献に関心が深い人も多く、働くことに対して社会的な価値観を見出している人も少なくないようです。
出世して大金を稼ぐことよりも、社会問題に対して関心を持ったり、自身の生活を優先させる事を目的として仕事選びをするといった傾向があるようです。
出世よりも安定志向
基本的に現代の若い人の多くは、出世志向より生活の安定性を重視している人が多いようです。それ以外のことでは、就職観についてのダイナミックな変化は若者層には見られていないことが指摘されています。
特に現在の不景気な状況下においては、就職が難しい状況が続いたこともあり、なかなか希望の職種に就職できていないという若者も少なくありません。それゆえ、安定した職業を目指す若者が増えるといった事は、必然であると言えるのかもしれません。
将来を見据えて公務員を目指すといった安定思考となり、挑戦や向上心といった意欲はそれほど見受けられなくなってきているような気もします。
私生活を優先
仕事内容だけでなく、仕事と私生活とをどのように折り合いをつけていくかを含めて、就職観を持っておく必要があります。仕事の実態と就職観とがかみ合わないまま働いていると仕事かつらくなったり、頑張りを支える気力が湧いてこなくもなります。
また、近年は仕事よりもプライベートを優先する傾向が年々強まり、趣味や娯楽に時間を費やすといった時間を大切にするようです。世の中に娯楽やコンテンツが溢れている時代でもあるので、一人の時間も充実して過ごす事が出来てしまいます。
仕事はほどほどにしつつ、プライベートを優先したいという若者は今後も増えていく事となるでしょう。
将来の自分を想像してみる
希望していた仕事に就くことの出来なかった環境下で、どのような就職観を持って働いていくべきか、若者一人一人の考えが問われています。特に精神面においても、就職観と現実の仕事がちぐはぐだと仕事がやりづらくなるでしょう。
また10年後、20年後の自分がどうなっていたいかは、若者の就職観を決めるためには重要です。就職活動をしている人には、ぜひとも自分の就職観について整理した上で仕事探しをすることが望ましいと言えるでしょう。
まとめ
若者ならではのバイタリティにはいつの時代も驚かされますが、社会情勢によってそれに即した生き方をしていく柔軟性が特に今の若者にある傾向なのではないでしょうか。
将来を担う若者にとって、活躍を期待できる社会であることが今後の社会にも求められる事のように思えます。
仕事もプライベートも両立して充実させつつ、住みやすい社会である事が望ましいと言えるでしょう。