部活動の活動報告書を書く機会があるけれど、「どのように書けばいいのかわからない…」 と悩んでいませんか?
活動報告書は、その日の練習内容や成果、課題を記録し、関係者に報告する大切な書類 です。しかし、いざ書こうとすると「どの情報を入れればいいの?」「文章の書き方に決まりはある?」と迷ってしまうことも。
実は、活動報告書には書くべきポイントとコツがあり、それを押さえればスムーズに作成できる のです!
✅ この記事でわかること
- 活動報告書の目的と基本ルール
- 簡単にまとめられるフォーマット&書き方のコツ
- そのまま使える例文(運動部・文化部・個人競技別)
- 活動報告書でよくあるミスと注意点
- すぐに使えるテンプレート&便利な表現集
本記事では、誰でも分かりやすく書けるコツと例文を紹介 します。これを読めば、「活動報告書を書くのが面倒…」が「簡単に書ける!」に変わること間違いなし!
ぜひ最後まで読んで、スムーズに活動報告書を作成しましょう!
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部活動の活動報告書の書き方の基本ルール
書き出しのポイント|時系列でわかりやすく
活動報告書の書き出しは、活動内容を分かりやすく伝えるために、時系列で整理するのがポイントです。
例えば、以下のような書き方が考えられます。
悪い例:「今日はとても疲れました。でも、みんなで協力して楽しい活動ができました。」
良い例:「2025年2月20日、体育館で2時間の練習を行いました。最初の30分はウォーミングアップを行い、その後、パス練習とシュート練習を重点的に実施しました。」
具体的な日時や内容を時系列で書くことで、何をしたのかが伝わりやすくなります。
活動内容を具体的に書くコツ
「活動をした」という事実だけではなく、「どのように行ったのか」まで記述するのがポイントです。
例文
「最初の30分間は、基礎練習(ドリブル・パス・シュート)を行いました。その後、チームに分かれて練習試合を行い、実戦的な動きを確認しました。特に、パスの精度を上げるための練習を重点的に行いました。」
次のポイントは「成果や反省点を具体的に書くこと」です。続けて詳しく説明していきます。
部活動ごとの活動報告書の具体例【例文付き】
運動部(サッカー部・バスケットボール部)の例文
運動部の活動報告書では、練習メニューや試合結果、成長したポイントなどを明確に記載することが大切です。特に試合がある場合は、スコアや試合の流れ、反省点を具体的に書くと、次の活動に活かしやすくなります。
例文:サッカー部の活動報告書
タイトル:2月20日 サッカー部 活動報告
日時:2025年2月20日 16:00~18:30
場所:学校グラウンド
参加者:部員18名、顧問1名
活動内容:
- ウォーミングアップ(ストレッチ・ジョギング)
- 基礎練習(パス・ドリブル・シュート)
- 4対4のミニゲーム
- フルコートでの試合形式練習
成果・課題:
- ショートパスの精度が向上し、ボール回しがスムーズになった。
- 一方で、ディフェンス時のポジショニングが乱れる場面が見られた。
次回の目標:
ディフェンス強化をテーマに、ポジショニングや連携を意識した練習を行う。
例文:バスケットボール部の活動報告書
タイトル:2月21日 バスケットボール部 活動報告
日時:2025年2月21日 16:30~19:00
場所:体育館
参加者:部員12名、顧問1名
活動内容:
- フットワークトレーニング
- シュート練習(ミドルシュート・スリーポイント)
- 2対2、3対3のオフェンス練習
- 5対5のゲーム形式練習
成果・課題:
- チーム全体のパス回しがスムーズになり、シュート精度も向上した。
- しかし、リバウンド時のポジショニングがまだ改善の余地あり。
次回の目標:
リバウンドを強化するため、ポジショニングの意識を持った練習を実施する。
文化部(吹奏楽部・美術部)の例文
文化部では、練習した内容や作品の進捗状況を具体的に記載することが重要です。また、コンクールや発表会がある場合は、その準備状況や課題なども明記するとよいでしょう。
例文:吹奏楽部の活動報告書
タイトル:2月22日 吹奏楽部 活動報告
日時:2025年2月22日 15:00~18:00
場所:音楽室
参加者:部員20名、顧問1名
活動内容:
- 基礎練習(ロングトーン・音階練習)
- 合奏練習(コンクール課題曲)
- 個別練習(パートごとに分かれて演奏)
- 全体演奏の確認
成果・課題:
- アンサンブルのバランスが良くなり、音のまとまりが向上した。
- しかし、テンポがずれる場面があり、指揮をしっかり見ることが課題となった。
次回の目標:
指揮者の動きを意識し、テンポを正確に保つ練習を行う。
例文:美術部の活動報告書
タイトル:2月23日 美術部 活動報告
日時:2025年2月23日 14:00~17:00
場所:美術室
参加者:部員10名、顧問1名
活動内容:
- デッサン練習(静物画)
- 油絵の個人制作
- 作品の講評会
成果・課題:
- デッサンの細部表現が向上し、立体感が出せるようになった。
- しかし、影の表現にばらつきがあり、統一感が課題となった。
次回の目標:
光と影の表現を重点的に学び、よりリアルなデッサンを目指す。
個人競技(陸上部・剣道部)の例文
個人競技の場合、自己ベストの更新や技術の向上などを具体的に記載すると、成長を実感しやすくなります。
例文:陸上部の活動報告書
タイトル:2月24日 陸上部 活動報告
日時:2025年2月24日 16:00~18:00
場所:学校グラウンド
参加者:部員8名、顧問1名
活動内容:
- ウォームアップ(ストレッチ・ランニング)
- スプリント練習(100mダッシュ×5本)
- スタートダッシュのフォーム確認
- タイム測定
成果・課題:
- 100mの平均タイムが0.2秒短縮された。
- しかし、後半のスピード維持が課題となった。
次回の目標:
後半のスピード維持のため、持久力トレーニングを取り入れる。
例文:剣道部の活動報告書
タイトル:2月25日 剣道部 活動報告
日時:2025年2月25日 16:30~19:00
場所:剣道場
参加者:部員6名、顧問1名
活動内容:
- 基本打ちの反復練習
- 面・小手・胴の打ち込み稽古
- 試合形式の稽古
成果・課題:
- 打ち込みのスピードが向上し、より鋭い動きができるようになった。
- しかし、間合いの取り方に課題があり、相手に先手を取られる場面があった。
次回の目標:
間合いの取り方を意識した練習を行い、試合での対応力を向上させる。
このように、部活動ごとに具体的な活動内容を記録することで、報告書としての価値が高まります。次のセクションでは、活動報告書を書く際の注意点とよくあるミスについて解説します。
活動報告書を書く際の注意点とよくあるミス
曖昧な表現を避ける方法
活動報告書では、「何をしたのか」「どのような成果があったのか」を明確に伝えることが重要です。しかし、曖昧な表現を使うと、読者に正しく伝わりません。
✖ 悪い例:「みんなで一生懸命練習しました。」
◎ 良い例:「パス練習を20分間行い、その後5対5の試合形式の練習を30分間実施した。」
上記のように、具体的な数字や内容を入れると、より正確な記録になります。
避けるべき曖昧な表現の例
曖昧な表現 | 具体的な書き方 |
---|---|
たくさん練習した | 1時間の基礎練習と30分の試合形式練習を実施 |
まあまあの結果だった | 3試合中1勝2敗で、守備に課題が残った |
かなり良くなった | 前回よりタイムが0.5秒短縮された |
「いつ」「どこで」「何を」「どのくらい」やったのかを明確にすることで、伝わりやすい報告書になります。
事実と意見を分けて書くポイント
活動報告書は、客観的な記録としての役割を持っています。そのため、個人的な意見や感想と、実際の事実を分けて書くことが大切です。
✖ 悪い例:「試合に負けてしまい、とても悔しかったです。次は絶対に勝ちたいです。」
◎ 良い例:「試合は2-3で敗戦。前半はパス回しがうまくいったが、後半に体力が落ち、失点を許した。今後は持久力を強化する練習を取り入れる。」
事実(試合のスコアや流れ)と意見(悔しさや今後の意気込み)を明確に分けることで、正確で客観的な報告書になります。
数値やデータを活用するメリット
活動報告書をより具体的にするために、数値やデータを活用するのも効果的です。例えば、以下のような情報を盛り込むと、より説得力のある内容になります。
活用できるデータの例
項目 | 具体例 |
---|---|
練習時間 | 「2時間の練習を実施」 |
成果 | 「シュート成功率が60%から75%に向上」 |
試合結果 | 「3試合中2勝1敗」 |
参加人数 | 「部員15名中13名が参加」 |
データを活用すると、活動の進捗や成長がより明確に伝わります。
文字数制限に合わせた適切なボリューム
活動報告書は、短すぎても長すぎても良くありません。適切なボリュームを意識し、要点を整理して書くことが大切です。
報告書の目安
目的 | 文字数の目安 |
---|---|
簡単な日報 | 100~200文字 |
定期的な報告 | 300~500文字 |
詳細な大会報告 | 600~800文字 |
✖ 悪い例(短すぎる):「今日の練習は充実していました。」
◎ 良い例(適切な長さ):「本日の練習では、基礎練習としてパスとシュートを中心に行った。特にシュート練習では、成功率が前回よりも向上し、試合を想定した動きができるようになった。」
短すぎると情報が不足し、長すぎると読みづらくなるので、適切な長さを意識しましょう。
誤字脱字や表現ミスを防ぐチェックリスト
活動報告書は、正式な記録として残るため、誤字脱字や表現ミスに注意が必要です。以下のチェックリストを活用すると、ミスを防ぐことができます。
報告書作成時のチェックリスト
✅ 日時や場所に誤りがないか?
✅ 活動内容が具体的に記載されているか?
✅ 事実と意見が分かれているか?
✅ 数値やデータが適切に使用されているか?
✅ 誤字脱字がないか?(一度読み返して確認)
✅ 文章が簡潔で分かりやすいか?
特に、活動日時や試合結果などの数値にミスがあると、誤解を招く可能性があるため、慎重に確認しましょう。
これらの注意点を意識することで、正確で伝わりやすい活動報告書を書くことができます。次のセクションでは、すぐに使えるテンプレートや便利なフレーズを紹介します。
すぐに使える!部活動活動報告書のテンプレートと便利なフレーズ
簡単に使えるフォーマットの紹介
活動報告書は、決まったフォーマットで書くことで、統一感が出て分かりやすくなります。以下のテンプレートを活用すれば、誰でも簡単に活動報告書を作成できます。
活動報告書テンプレート(基本フォーマット)
タイトル:〇月〇日 部活動活動報告(部活動名)
日時:〇〇年〇月〇日(曜日)〇〇:〇〇~〇〇:〇〇
場所:〇〇(体育館、グラウンド、教室など)
参加者:部員〇名(顧問〇名)
活動内容:
- 【準備】ウォーミングアップ・ストレッチ
- 【基礎練習】〇〇(例:パス・ドリブル・シュート練習)
- 【実戦練習】〇〇(例:試合形式の練習、演奏の通し練習)
- 【振り返り】課題の確認・今後の練習計画
成果・課題:
- 良かった点:「〇〇がスムーズにできるようになった」
- 改善点:「〇〇が不足しており、次回の練習で強化する」
次回の目標:〇〇を重点的に取り組み、〇〇の向上を目指す。
このフォーマットを使えば、短時間で整った活動報告書を作成できます。
よく使われる表現と定型文
活動報告書では、よく使われる表現や定型文があります。スムーズに作成するために、以下のフレーズを活用してください。
活動の流れを説明する表現
- 「本日は、〇〇の強化を目的として活動を行った。」
- 「まずは〇〇を実施し、その後〇〇の練習に取り組んだ。」
- 「最後に〇〇を行い、本日の活動を締めくくった。」
成果を報告する表現
- 「〇〇の精度が向上し、安定してできるようになった。」
- 「前回よりも〇〇が改善され、良い結果につながった。」
- 「特に〇〇の部分で、チーム全体の成長が見られた。」
課題を整理する表現
- 「一方で、〇〇において課題が残った。」
- 「〇〇のミスが多く見られ、修正が必要だと感じた。」
- 「次回の活動では、〇〇を強化する必要がある。」
次回の目標を示す表現
- 「次回は〇〇に重点を置き、さらにレベルアップを図る。」
- 「〇〇の強化を目標に、集中して練習を行う予定。」
- 「より良い成果を出すために、〇〇を意識した活動を行う。」
目標設定の書き方と例文
目標は、具体的に書くことで実行しやすくなります。例えば、以下のように工夫するとよいでしょう。
✖ 悪い例:「次回の練習では頑張る。」
◎ 良い例:「次回の練習では、パスの成功率を80%以上にすることを目指す。」
目標設定の例
- 「〇月〇日の試合に向けて、チームの連携を強化する。」
- 「演奏会で最高のパフォーマンスができるよう、音のバランスを意識する。」
- 「次回の練習試合で、失点を減らせるようディフェンスを改善する。」
まとめの書き方のポイント
活動報告書の最後には、簡潔なまとめを入れると、全体の流れがわかりやすくなります。
良いまとめの例
「本日は〇〇を中心に練習を行い、〇〇の向上が見られた。一方で、〇〇の部分には課題が残ったため、次回の練習では重点的に取り組む予定である。」
このように、「何をしたか」→「何が良かったか」→「何が課題か」→「次の目標」 の流れで書くと、分かりやすくなります。
活動報告書をより良くするための工夫
より分かりやすく、質の高い活動報告書にするための工夫も紹介します。
✅ 写真や図を活用する
練習の様子や試合の結果などを写真に記録しておくと、報告がより伝わりやすくなります。
✅ チームメンバーの意見を取り入れる
個人の視点だけでなく、チーム全体の意見を取り入れることで、より客観的な報告書になります。
✅ 一貫したフォーマットを使う
報告書の形式を統一することで、読みやすくなり、情報が整理しやすくなります。
✅ 簡潔にまとめる
長すぎる文章は読みにくいため、要点を絞って簡潔にまとめることが重要です。
まとめ
部活動の活動報告書は、単なる記録ではなく、次の成長につなげるための大切なツールです。
📌 活動報告書のポイントまとめ
- 目的を明確に:何のために書くのかを意識する
- 具体的な内容を記載:「いつ・どこで・何を・どのように」
- 成果と課題を整理:成長した点と改善点を明確に
- 次回の目標を設定:具体的な目標を持つことで、活動の質を向上させる
- フォーマットを統一:一貫性を持たせて、読みやすくする
これらのポイントを押さえることで、より質の高い活動報告書が作成できます。ぜひ、部活動の記録や振り返りに役立ててください!