寒さが身にしみる季節になると、年賀状やメールなどで「冬の時候の挨拶」を使う場面が増えてきますよね。でも、「どんな言葉を使えばいいの?」「時期によって変えるべき?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、12月から2月にかけての冬の時候の挨拶について、わかりやすく解説します。ビジネスからプライベート、さらには英語まで対応した実用的な文例も満載です!
これを読めば、誰でも自信をもって冬の挨拶が書けるようになりますよ。
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NG例もチェック!冬の時候の挨拶で気をつけたいこと
季節外れの挨拶を避けるポイント
時候の挨拶で最も注意が必要なのが「季節に合わない表現を使ってしまうこと」です。相手に不自然な印象を与えたり、マナー違反と受け取られてしまう場合もあります。
たとえば、1月下旬に「新春の候」と書いてしまうのはNGです。「新春」は松の内(1月7日ごろ)までが基本。時期を過ぎたら「寒中の候」など寒さに合わせた表現に切り替える必要があります。
避けたい季節外れの例
- 2月に「迎春の候」→ ×(春を祝う時期は過ぎている)
- 12月に「晩秋の候」→ ×(既に初冬に入っている)
- 1月20日以降に「年始のご挨拶」→ ×(寒中見舞いに変更すべき)
チェックポイント
- いつまでが「新年の挨拶」として有効かを把握する
- 暦上の節目(立春、松の内、旧正月など)を意識する
- 自分が使おうとしている表現の意味と時期を調べる
季節感のズレは、手紙やビジネスメールの信頼性を損なう要因になります。正しい時期に正しい言葉を選ぶようにしましょう。
二重敬語や不自然な表現に注意
敬語の使い方にも注意が必要です。時候の挨拶は丁寧な言葉が多く使われますが、つい二重敬語になってしまうことがあります。
また、日本語として不自然な組み合わせをしてしまうこともあるので要注意です。
よくある間違い例
- 「新年あけましておめでとうございます」→ ×(「新年」と「あけまして」は意味が重なる)
- 「ご拝見させていただきます」→ ×(「拝見」と「させていただきます」は重複)
- 「ご多忙の中をわざわざお越しいただきありがとうございます」→ ややくどい
正しい言い回しに修正
- 「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」
- 「拝見いたします」または「見させていただきます」のどちらか
- 「お忙しい中、お越しいただきありがとうございました。」
時候の挨拶に限らず、丁寧な言葉ほどシンプルに表現するのが基本です。「丁寧にしよう」と思いすぎて回りくどくなったり、重ねすぎたりしないようにしましょう。
「寒中見舞い」の誤用例とは?
「寒中見舞い」は使う時期と意味を誤解されやすい挨拶です。喪中のときや年賀状を出しそびれたときに代用として使う人も多いですが、マナーとして正しく理解することが大切です。
よくある誤解
- 年賀状を出すのが遅れて「1月10日頃に『あけましておめでとうございます』と書く」→ NG
- 喪中相手に通常の年賀状を出してしまう → マナー違反
寒中見舞いの正しい使い方
- 年賀状を出しそびれた場合、1月8日以降は「寒中見舞い」として送る
- 喪中の相手に年始の挨拶を送る場合は「寒中見舞い申し上げます」とする
- 病気見舞いや天候による災害見舞いとしても活用可
文例
- 「寒中お見舞い申し上げます。ご服喪中と伺い、年始のご挨拶は控えさせていただきました。寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。」
寒中見舞いはフォーマルながらも、やさしさと気遣いが感じられる日本文化ならではの表現。誤用しないよう、使う目的と時期をしっかり押さえておきましょう。
ビジネスで避けるべき言い回し例
ビジネスシーンでは、個人の感情よりも「形式」「礼儀」「信頼感」が重視されます。親しみを込めすぎたり、くだけすぎる表現は避けたほうが良いでしょう。
避けたいNG表現
- 「寒いですねー!」→ くだけすぎ
- 「体調に気をつけて頑張ってください!」→ 主観的すぎる
- 「今年もお世話してください」→ 表現が失礼
適切なビジネス表現
- 「寒さ厳しき折、貴社の皆様にはご自愛くださいませ。」
- 「本年も変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。」
- 「旧年中は大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。」
また、社内向けか社外向けかによってもトーンを調整する必要があります。社内であれば多少くだけた表現も許されますが、社外には常にフォーマルを意識しましょう。
間違えやすい語句・文法のチェック
時候の挨拶には、普段使わない漢字や文語調が多く登場します。ちょっとした誤字脱字や語句の間違いが、印象を損ねる原因になることもあります。
よくある間違い
- 「ご自愛くださいませ」を「ご慈愛ください」と誤記
- 「ご清栄」を「ご盛栄」と誤記
- 「旧年中」を「昨年中」と書く(どちらも意味は通じるが、やや品が異なる)
文法的な注意点
- 「お体ご自愛ください」は二重表現(→「ご自愛ください」が正しい)
- 「新年のご挨拶を申し上げます」+「あけましておめでとうございます」は意味重複
おすすめチェックリスト
- 意味が正しいか(辞書で確認)
- 時期が合っているか(カレンダーで確認)
- 敬語・文法が正しいか(文例集などで確認)
最後に読み返す際、「この表現は今の時期に合っているか?」「相手に失礼がないか?」という視点を忘れないことが大切です。
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コピペOK!すぐに使える冬の時候の挨拶テンプレート集
メール・手紙向けのフォーマル文例
ビジネスや目上の方に送る際には、かっちりとした文体が好まれます。特にメールや手紙の冒頭に使えるフォーマルな時候の挨拶テンプレートを紹介します。
以下の表は月ごとに整理したので、使いたい時期に合わせてそのままコピペして使えます。
| 月 | 表現 | 文例 |
|---|---|---|
| 12月 | 師走の候 | 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 |
| 1月上旬 | 新春の候 | 新春の候、皆様におかれましてはお健やかに新年をお迎えのことと存じます。 |
| 1月中旬〜 | 寒冷の候 | 寒冷の候、貴社におかれましてはますますご繁栄のことと拝察いたします。 |
| 2月 | 余寒の候 | 余寒の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。 |
書き方のコツ
- 時候の挨拶は冒頭に一文だけでOK。
- その後、相手の健康や発展を祝う言葉につなげる。
- 最後に本題へ入る。
例
余寒の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先日お送りいたしました資料の件でご連絡申し上げます——
このように自然に本題につなげると、ビジネスメールとして非常に丁寧な印象になります。
カジュアルな手紙やメッセージ文例
友人や親しい間柄の方に送る手紙では、少しやわらかくて親しみやすい表現が良いでしょう。季節の話題に触れることで、温かみのある文章になります。
カジュアル文例
- 「寒くなってきましたが、元気にしてる?」
- 「街はすっかりクリスマスムードだね。今年も残りわずかだけど、頑張ろうね!」
- 「寒さも本格的になってきたけど、風邪ひいてない?」
- 「年末でバタバタしてると思うけど、ちゃんと休んでね。」
- 「立春を迎えたけど、まだまだ寒いね。春が待ち遠しいな。」
句読点の使い方や改行を工夫すると、より読みやすく優しい印象になります。季節感だけでなく、近況への気遣いや共感の言葉を添えると、より心に響く内容になります。
年賀状・寒中見舞い・余寒見舞いテンプレ
年末年始の挨拶状では、使う表現が時期によって明確に分かれます。以下はそれぞれの場面に応じたテンプレートです。
【年賀状(1月1日〜7日)】
- 「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」
- 「旧年中は大変お世話になりました。今年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
【寒中見舞い(1月8日〜2月3日)】
- 「寒中お見舞い申し上げます。寒さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。」
- 「喪中につき新年のご挨拶を控えさせていただきました。寒中につき、まずはご挨拶まで。」
【余寒見舞い(2月4日〜2月末頃)】
- 「余寒お見舞い申し上げます。暦の上では春ですが、寒さはなお厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。」
どのテンプレートも、用途に応じて名前や日付を入れ替えればすぐに使えます。印刷用にもメール用にも便利な形式です。
英語で送る冬の挨拶メッセージ
グローバル化が進む中で、外国人の友人やビジネスパートナーに英語で季節の挨拶を送る機会も増えています。英語でも冬らしさや年末年始の雰囲気を伝える表現は豊富です。
カジュアルな英語挨拶
- “Wishing you a warm and joyful winter season!”
- “Stay warm and enjoy the holiday spirit!”
- “Hope you have a cozy and relaxing winter!”
ビジネス向け英語挨拶
- “Season’s Greetings and best wishes for a prosperous New Year.”
- “We thank you for your continued support and look forward to working with you in the coming year.”
- “Wishing you and your family a happy and healthy holiday season.”
英語でも日本のような「時候の挨拶」はありませんが、季節感や感謝の気持ちを伝えることは大切です。メールの冒頭に添えるだけでも丁寧な印象を与えることができます。
高齢者や子ども向けの優しい文例
高齢者や子どもに送る時は、漢語や難しい言い回しは避け、やさしい日本語で温かさを伝えることがポイントです。
高齢者向け
- 「寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。」
- 「どうぞ暖かくして、風邪など召されませんようご自愛ください。」
子ども向け
- 「最近とっても寒いけど、元気に学校行ってるかな?」
- 「雪が降ったら、雪だるま作ったりするのかな?風邪には気をつけてね!」
難しい言葉よりも、「あたたかさ」や「思いやり」を優先した表現が、相手の心に届きやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 冬の時候の挨拶はいつから使えばいいですか?
A1. 冬の時候の挨拶は12月から2月ごろまで使われます。12月は「師走の候」、1月は「新春の候」、2月は「余寒の候」など、月ごとの気候や行事に合わせて表現を変えるのがポイントです。
Q2. 寒中見舞いと余寒見舞いの違いは何ですか?
A2. 寒中見舞いは「松の内(1月7日または15日)を過ぎた後から立春(2月3日ごろ)まで」、余寒見舞いは「立春を過ぎた後(2月中旬ごろまで)」に出します。どちらも年賀状の代用や喪中のお知らせに使われます。
Q3. ビジネスメールにも時候の挨拶は必要ですか?
A3. はい、ビジネスメールでも冒頭に一言、時候の挨拶を添えると丁寧な印象になります。形式的でよいので、例えば「厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」などを使いましょう。
Q4. 時候の挨拶で使ってはいけない表現はありますか?
A4. はい。たとえば「新年あけましておめでとうございます」は二重表現でNGです。また、季節に合わない言葉や、寒中見舞いの時期に「おめでとうございます」といった表現は避けましょう。
Q5. 英語で冬の時候の挨拶を表現するには?
A5. 英語圏には日本のような時候の挨拶文化はありませんが、「Season’s Greetings」や「Wishing you a warm and joyful winter season」といった表現で気持ちを伝えることができます。
まとめ
冬の時候の挨拶は、日本ならではの美しい文化です。12月・1月・2月と移り変わる季節感に合わせて、相手との関係や送る目的によって適切な表現を選ぶことが大切です。
ビジネスでもプライベートでも、ほんの一言の挨拶が相手との心の距離を縮め、信頼や親しみを深めるきっかけになります。
本記事では、基本的な考え方から月別・相手別・注意点・コピペ文例まで、幅広く紹介しました。これを参考に、あなたの冬の挨拶がより素敵なものになることを願っています。






























