【完全保存版】時候の挨拶一覧|1月〜12月まで使える季節の書き出し文例集

時候の挨拶


季節の変化を大切にする日本の文化において、「時候の挨拶」は手紙やメールの書き出しに欠かせない存在です。でも、「今の季節にはどんな表現が適切?」「ビジネスで使っても失礼じゃない?」と迷うこともありますよね。

そこでこの記事では、1月から12月までの時候の挨拶を一覧形式でわかりやすく解説しながら、例文や使い分けのポイントも紹介します。

これ1つで、一年中どんな相手にも自信を持って挨拶できるようになりますよ!

月別にジャンプ|時候の挨拶一覧
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1月の時候の挨拶5月の時候の挨拶9月の時候の挨拶
2月の時候の挨拶6月の時候の挨拶10月の時候の挨拶
3月の時候の挨拶7月の時候の挨拶11月の時候の挨拶
4月の時候の挨拶8月の時候の挨拶12月の時候の挨拶

1月〜3月:冬から春への時候の挨拶

新年にふさわしい1月の挨拶文

1月は新年の始まりとして、丁寧かつお祝いの気持ちを込めた挨拶が求められます。時候の挨拶としては、「初春の候(しょしゅんのこう)」「新春の候(しんしゅんのこう)」「厳寒の候(げんかんのこう)」などがよく使われます。

「初春」や「新春」といった言葉は、旧暦に基づいた春の始まりを意味しており、お正月の時期にぴったりです。

例えばビジネス文書であれば、「新春の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」といった形で使います。一方で、友人や親しい相手への挨拶文では「寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。」など、よりやわらかい表現でも構いません。

1月は「寒さ」や「年の始まり」に関連するワードを取り入れつつ、「希望」「健康」「新たな気持ち」などの前向きな言葉を意識すると印象の良い挨拶文になります。

特にメールや手紙の書き出しでは、季節の挨拶+相手の健康や発展を気遣う文で始めると、より丁寧で温かみのある文章になります。

1月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

寒さが深まる2月の時候の表現

2月は一年の中でも特に寒さが厳しい時期。ですが、同時に春の訪れを待ち望む気配も感じられる季節です。時候の挨拶では「余寒の候(よかんのこう)」「立春の候(りっしゅんのこう)」「向春の候(こうしゅんのこう)」などがよく使われます。

「余寒」とは立春を過ぎても残る寒さのことを指し、まさに2月にふさわしい言葉です。「向春」は「春に向かう」という意味で、まだ寒い中にも春を待つ気持ちを込められます。

ビジネス向けには「余寒の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。」などのように使い、プライベートなやり取りでは「寒さ厳しき日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。」などのやさしい表現が適しています。

また、2月には節分やバレンタインデーなどのイベントもあるため、それに触れることで季節感をより強く出すこともできます。寒さと春の狭間にある2月の雰囲気を意識して、優しさや思いやりのある表現を心がけましょう。

2月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

春の兆しを感じる3月の言葉選び

3月は春の始まりを感じさせる季節で、卒業・別れ・旅立ちなど、変化の多い月でもあります。時候の挨拶としては、「早春の候(そうしゅんのこう)」「春暖の候(しゅんだんのこう)」「春分の候(しゅんぶんのこう)」などがよく使われます。

「早春」は春が始まったばかりの様子を表し、「春暖」は暖かくなってきた気候を伝えられる便利な表現です。ビジネス文書では「早春の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」といった書き出しがよく見られます。

3月は学校や職場でも異動・卒業・退職といった節目が重なるため、相手の新たな門出を祝う表現も加えると好印象です。「春の訪れとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」といった柔らかい結びもおすすめです。

また、花粉症の話題や三寒四温といった季節特有の話題を取り入れることで、リアルな共感を呼ぶこともできます。春の明るさと前向きな気持ちを意識した表現を選ぶと、読み手の心に響く挨拶文になります。

3月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

冬から春への移り変わりを表すコツ

冬から春への季節の変わり目は、寒さと暖かさが交錯する時期です。このような時期にふさわしい時候の挨拶は、「三寒四温(さんかんしおん)」や「寒暖差」といった気候の不安定さを表現に取り入れることがポイントです。

例えば、「三寒四温の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。」というように使うことで、自然の変化に対する繊細な感性を表現できます。これは日本特有の四季を感じさせる表現として非常に好まれます。

また、春の兆しを感じる言葉としては「梅のつぼみ」「春霞(はるがすみ)」「菜の花」なども使えます。例えば「梅のつぼみがほころぶ季節となりました」といった表現は、文章に彩りを添えてくれます。

このように、冬と春が混ざり合う時期には、寒さとともに春を待ち望む気持ちや自然の変化を取り入れることで、読み手の心に寄り添う温かい文章になります。

ビジネス・プライベートで使える冬〜春の例文集

用途時期例文
ビジネス1月新春の候、貴社益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
プライベート1月新しい年を迎え、皆様にとって素晴らしい一年になりますように。
ビジネス2月余寒なお厳しき折、貴社におかれましてはますますご清栄のことと拝察いたします。
プライベート2月寒さが続いておりますが、お体にお気をつけてお過ごしください。
ビジネス3月早春の候、貴社ますますのご繁栄を心よりお喜び申し上げます。
プライベート3月春めいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

上記のように、ビジネスでは形式的な表現を意識しつつ、プライベートではややカジュアルで温かみのある表現が好まれます。季節感をしっかりと捉えつつ、相手との関係性に合った言葉を選ぶことが大切です。

新年の挨拶スピーチまとめ

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4月〜6月:春から初夏の挨拶のポイント

新生活にぴったりな4月の時候の挨拶

4月は新年度・新生活が始まり、入学や入社など新しいスタートの季節です。桜や春風といった春らしい自然をテーマにした表現が多く使われます。

時候の挨拶としては「陽春の候(ようしゅんのこう)」「春暖の候(しゅんだんのこう)」「清明の候(せいめいのこう)」などが挙げられます。

例えばビジネスシーンでは、「陽春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」という定番の形があります。プライベートでは、「桜の花も満開となり、心弾む季節となりましたね。」など、春の自然を取り入れた柔らかい表現が喜ばれます。

また、4月は新しい人間関係が始まる時期でもあるため、「ご入学おめでとうございます」「新生活にご活躍をお祈りします」など、お祝いの言葉を含めると好印象です。

春の明るさや希望を感じさせる文章を意識することが、より魅力的な時候の挨拶につながります。

4月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

若葉がまぶしい5月の表現

5月は爽やかな風が吹き、新緑が美しい季節です。ゴールデンウィークなどの連休もあり、心身ともにリフレッシュしやすい時期です。

この時期に使われる表現には「新緑の候(しんりょくのこう)」「薫風の候(くんぷうのこう)」「立夏の候(りっかのこう)」などがあります。

「新緑」は木々の若葉が青々としてくる様子を、「薫風」は5月の爽やかな風を表現しています。どちらも自然の美しさを感じさせ、相手に心地よさを届ける挨拶になります。

ビジネス文書では「薫風の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。」というような形が定番です。プライベートでは、「若葉の緑がまぶしい季節になりましたね。」や「五月晴れの日が続き、気持ちも明るくなりますね。」などが使いやすいです。

5月は過ごしやすい気候を背景に、前向きな言葉や感謝の気持ちを込めた挨拶が好まれます。また、連休明けの疲れをねぎらうような一文を添えると、相手への気遣いが伝わります。

5月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

梅雨時期に使いたい6月の言い回し

6月は梅雨の季節であり、じめじめとした気候が続く時期ですが、自然の恵みやしっとりとした風情を表現に取り入れると、しっかりと季節感のある挨拶が書けます。

よく使われる表現には「初夏の候(しょかのこう)」「梅雨の候(ばいうのこう)」「長雨の候(ながあめのこう)」などがあります。

「初夏」は暦の上で夏に入った時期を指し、晴れ間が出ているときに使いやすいです。一方で「梅雨の候」や「長雨の候」は、雨が続く気候に合わせた表現として適しています。

ビジネス文書では「梅雨の候、貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。」というような使い方が一般的です。

プライベートでは、「雨の日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。」や「紫陽花が彩りを見せ始める季節になりましたね。」といった表現が自然です。季節の花や気候の変化に触れることで、心のこもった文章になります。

梅雨時期は気分が沈みがちになるため、相手の体調や心を気遣うような文章を加えると、より丁寧で温かい印象になります。

6月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

爽やかさや湿気をどう表現する?

春から初夏にかけては、気温が上がって爽やかな日が続く一方で、湿度の高い日も増えてきます。こうした微妙な気候の変化を言葉に取り入れることで、よりリアルで共感を呼ぶ挨拶文になります。

例えば、晴れの日には「爽やかな風が心地よい季節になりましたね。」や「青空が広がる日が続き、気持ちまで明るくなります。」などの表現が向いています。

一方、雨の日や湿度が高い時期には「湿気が気になる季節となりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。」などが適切です。

ビジネスではやや形式的にまとめるのが一般的ですが、プライベートでは相手との距離感を大切にしながら、「今日は少し蒸し暑いですね。どうぞ体調にはお気をつけて。」のように、季節と天候を絡めたリアルな表現が好印象です。

特に6月は湿気とともに食中毒や体調不良も気になる時期なので、「体調管理にお気をつけください」などの気遣いの言葉を添えると、心のこもった印象を与えることができます。

春〜初夏におすすめの例文・NG表現

季節例文(OK)NG例(季節に合わない)
4月陽春の候、皆様のご健康をお祈り申し上げます。暑さ厳しき折、〜(→夏向け)
5月薫風の候、爽やかな季節となりました。寒さ厳しき日が続いておりますが、〜(→冬向け)
6月梅雨の候、雨の日が続きますがお元気でしょうか。雪解けの季節となりましたが、〜(→春先向け)

季節感のズレた表現は読み手に違和感を与えるため、必ず現在の気候や自然の様子に合った表現を選ぶことが大切です。また、あまりにも形式的すぎる表現だけでなく、相手を思いやる気持ちを添えることで、好印象な文章に仕上がります。

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7月〜9月:夏から初秋の挨拶に使える表現

暑中見舞いにも使える7月の挨拶

7月は本格的な夏が始まり、暑さが一気に厳しくなる季節です。この時期に適した時候の挨拶には「盛夏の候(せいかのこう)」「猛暑の候(もうしょのこう)」「酷暑の候(こくしょのこう)」などがあります。

どれも「暑さが本格的に厳しい」ことを表現する言葉であり、時節を丁寧に反映した文章作成に欠かせません。

ビジネス文書では「盛夏の候、貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。」というような形が一般的です。

プライベートな文章では「日差しが強く、毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。」といった柔らかい表現もよく使われます。

また、7月中旬以降には「暑中見舞い」の時期が始まります。「暑中お見舞い申し上げます」という言い出しから始め、「暑さに気をつけてお元気でお過ごしください」といった相手の健康を気遣う言葉を添えると、心のこもった印象を与えられます。

暑さに関する言葉は、相手の体調を気づかう内容とセットで使うのがマナー。特にビジネス文書では、礼儀正しさと季節感のバランスを意識しましょう。

7月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

残暑や立秋にふさわしい8月の文例

8月は立秋(8月上旬)を境に、「暑中」から「残暑」へと表現が変わる点に注意が必要です。暑中見舞いは立秋前、残暑見舞いは立秋後に送るのが一般的なマナーです。

この時期の表現には、「残暑の候(ざんしょのこう)」「晩夏の候(ばんかのこう)」「立秋の候(りっしゅうのこう)」などがあります。例えば「残暑の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」という形は、立秋以降のビジネス文書でよく用いられます。

プライベートでは、「まだまだ暑い日が続いていますが、お元気にお過ごしでしょうか。」といった気遣いの表現が自然です。また、お盆の時期に送る挨拶文では、「ご家族皆さまでよい夏休みをお過ごしください」といった一文を添えると丁寧です。

8月は暑さがピークで体調を崩しやすい季節でもあります。そのため、健康を気づかう言葉や、涼を取る工夫を勧めるような一文を添えると、読み手に安心感を与えられます。

8月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

秋の気配を含んだ9月の時候の挨拶

9月になると、朝夕の風に秋の気配を感じるようになります。季節の変わり目らしい表現を用いることで、情緒ある時候の挨拶が書けます。

この時期に使える表現には「初秋の候(しょしゅうのこう)」「新涼の候(しんりょうのこう)」「秋涼の候(しゅうりょうのこう)」などがあります。

「新涼の候」は涼しさが感じられ始めた頃に、「初秋の候」は暦の上での秋の初めに使われます。ビジネス文書では「新涼の候、貴社いよいよご隆盛のことと拝察いたします。」といった丁寧な言い回しがよく見られます。

プライベートでは、「朝晩は少し涼しくなってきましたね。」や「秋の虫の音が聞こえるようになりました。」といった自然の変化を取り入れると、読み手に季節の移ろいが伝わりやすくなります。

また、秋は「実り」や「収穫」「行楽」など、前向きなイメージが多く、気分も落ち着く季節です。時候の挨拶においても、落ち着いた語調や、穏やかな心遣いを感じさせる表現を選ぶと良いでしょう。

9月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

暑さと涼しさを表す言葉の使い分け

7月〜9月は暑さがピークを迎えると同時に、次第に涼しさが感じられるようになる時期でもあります。そのため、暑さと涼しさを表現する言葉をうまく使い分けることが重要です。

例えば、7月〜8月初旬は「猛暑」「酷暑」「盛夏」といった強い暑さを表す言葉が適しています。一方、8月下旬〜9月にかけては「残暑」「秋風」「涼味」「新涼」など、少し控えめで落ち着いた表現が向いています。

時期暑さの表現涼しさの表現
7月上旬〜8月上旬猛暑の候/酷暑の候×(涼しさはまだ早い)
8月中旬〜8月下旬残暑の候/晩夏の候少しずつ「秋風」「涼味」などを使用可能
9月初秋の候/新涼の候秋涼の候/秋風が心地よい など

季節に合った言葉を選ぶことで、読み手に違和感を与えない自然な文面を作成できます。逆に、暑さが引いているのに「猛暑の候」と書いてしまうと、季節感のズレから不自然な印象になってしまうため注意しましょう。

ビジネスメール・手紙に最適な夏〜秋の例文集

用途時期例文
ビジネス7月盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
プライベート7月暑さ厳しい毎日が続きますが、お変わりありませんか?
ビジネス8月残暑の候、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
プライベート8月まだまだ暑さが続いておりますので、どうぞご自愛ください。
ビジネス9月新涼の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
プライベート9月秋風が心地よく感じられるようになりましたね。お元気ですか?

これらの例文をベースに、自分なりの表現を少し加えるだけで、オリジナリティと温かさを持った文章に仕上がります。ビジネスでもプライベートでも、相手を気遣う言葉を忘れずに添えることが、好印象の鍵です。

風が涼しくなってきた頃の季節の変わり目の挨拶はこちら

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10月〜12月:秋から冬への挨拶の書き方

紅葉が美しい10月の表現

10月は秋が深まり、紅葉が色づく季節。過ごしやすい気候が続き、自然の美しさを表現に取り入れやすい時期です。

時候の挨拶としては、「秋冷の候(しゅうれいのこう)」「爽秋の候(そうしゅうのこう)」「仲秋の候(ちゅうしゅうのこう)」などがよく使われます。

「爽秋の候」は、秋の澄んだ空気や爽やかな風を連想させ、特に晴天が続く時期にふさわしい表現です。「秋冷の候」は、少し肌寒く感じるような時期に使え、徐々に季節が冬へ近づいていることを表します。

ビジネスでは「秋冷の候、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます。」といった形式がよく使われます。

プライベートな手紙では、「朝晩は冷え込むようになってきましたが、紅葉がきれいで気持ちも明るくなりますね。」など、自然を感じさせる言葉が親しみやすさを演出します。

また、運動会や文化祭などのイベントが多い時期でもあるため、「○○のご活躍をお祈りいたします」など、相手の活動を応援する表現も好印象です。

10月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

初霜や寒さを伝える11月の言葉選び

11月は晩秋から初冬へと移り変わる季節。朝晩の冷え込みが厳しくなり、初霜や落ち葉など、季節の終わりを感じさせる表現が多くなります。

よく使われる表現には、「深秋の候(しんしゅうのこう)」「霜秋の候(そうしゅうのこう)」「晩秋の候(ばんしゅうのこう)」があります。

「深秋の候」は、秋も終盤に差し掛かった時期に適しており、11月中旬以降によく使われます。「霜秋の候」は、霜がおりる寒さを含み、より冬に近づいた印象を与えます。

ビジネスでは、「晩秋の候、貴社ますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。」が定番。プライベートでは、「落ち葉が舞う季節となりました。お元気でお過ごしですか?」など、自然の風景と体調を気遣う言葉が効果的です。

11月は季節の変化が激しく、風邪を引きやすい時期でもあります。そのため、「冷え込みが厳しくなってまいりましたので、ご自愛ください。」といった言葉を添えると、丁寧で心のこもった印象になります。

11月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

年末の挨拶や感謝を込めた12月の表現

12月は年末ということもあり、一年の締めくくりとして感謝や労いの気持ちを伝える挨拶が主流になります。季節を表す言葉としては、「師走の候(しわすのこう)」「歳末の候(さいまつのこう)」「寒冷の候(かんれいのこう)」などがよく使われます。

「師走の候」は12月全般で使える万能な表現で、「歳末の候」は年の瀬が近づいたタイミングで使用されます。ビジネスメールでは、「師走の候、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」という形が一般的です。

プライベートでは、「いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりましたが、お変わりありませんか。」など、一年を振り返る表現を交えながら、相手の健康や来年への期待を込めると良いでしょう。

また、「本年中は大変お世話になりました」「来年も変わらぬお付き合いをお願いいたします」といった定型の感謝の言葉を加えることで、丁寧な年末のご挨拶になります。

12月の時候の挨拶・カジュアル例文まとめはこちら

寒暖差を表す時候の挨拶の工夫

10月から12月にかけては、昼夜の寒暖差が大きくなる時期です。こうした季節特有の変化を文章に取り入れると、読み手の共感を呼ぶ挨拶になります。

例えば、「日中は暖かさが残るものの、朝晩は肌寒く感じるようになりました。」といった表現を用いることで、リアルな季節感が伝わります。

寒さが本格化する12月には、「厳しい寒さが続いておりますが、お風邪など召されていませんか。」など、相手を気遣う一文を加えると良いでしょう。

ビジネス文書ではやや形式的に、「寒暖差の激しい折、貴社の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」といった言い回しも使えます。

寒暖差を含める表現は、単なる気候描写にとどまらず、読み手への気配りや配慮を伝える役割も果たします。文章にやさしさと温かみを加えるひと工夫として、積極的に使いたいポイントです。

秋〜冬のおすすめ文例と応用方法

時期用途例文
10月ビジネス秋冷の候、貴社益々ご隆盛のこととお喜び申し上げます。
10月プライベート紅葉が美しい季節となりましたね。いかがお過ごしですか?
11月ビジネス深秋の候、貴社ますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
11月プライベート朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。どうぞお身体ご自愛ください。
12月ビジネス歳末の候、貴社の更なるご発展をお祈り申し上げます。
12月プライベート本年も大変お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください。

このように、秋から冬にかけては、自然や年末の雰囲気をうまく取り入れつつ、感謝や労いを丁寧に伝えることが挨拶文の基本です。季節に合った言葉を使い、相手の立場を考えた一言を添えることで、印象に残る文章になります。

年度末の挨拶例文まとめ
年の瀬の挨拶例文まとめ

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時候の挨拶の基本と注意点まとめ

時候の挨拶とは?意味と役割を解説

時候の挨拶とは、手紙やメールの書き出しに使われる「季節感」を表す表現のことです。日本では季節の移り変わりをとても大切にする文化があるため、ビジネス文書やプライベートの手紙など、幅広い場面で活用されています。

たとえば、「春暖の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」のように、冒頭に季節を感じさせる言葉を入れることで、文章全体に品が生まれ、丁寧な印象を与えることができます。

これは単なる「定型文」ではなく、相手への気遣いや礼儀を示すための大切な文化的マナーでもあります。

また、季節の表現を使うことで、「今の時期に合わせた内容ですよ」という文脈の共有ができます。これにより、内容が伝わりやすくなり、心の距離を縮めることにもつながります。

時候の挨拶は形式的なだけでなく、日本人の美意識や自然とのつながりを大切にする文化の一部とも言えるでしょう。

書き出しに使うときのマナーと形式

時候の挨拶には、基本的な書き方のルールがあります。以下は、よく使われる形式です。

■基本構成(ビジネス文書の場合)

  1. 時候の挨拶(例:○○の候)
  2. 相手の健康や繁栄を祝う一文(例:貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます)

例文:

陽春の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。


■基本構成(カジュアル・プライベート)

  1. 季節の話題(例:桜が咲き始めましたね)
  2. 相手の様子を気遣う一文(例:お元気でお過ごしでしょうか)

例文:

春の風が心地よく感じられるようになりましたね。お変わりなくお過ごしでしょうか。


特にビジネスの場合は、書き出しから結びまで丁寧な敬語を使用することが大切です。形式にとらわれすぎず、相手との関係性や状況に合わせて柔軟に使うことも忘れてはいけません。

ビジネス文書の書き出しのコツまとめ

季節に合わないNG例と避けるべき表現

時候の挨拶で気をつけたいのが「季節外れの表現」を使ってしまうこと。例えば、真夏に「春の訪れを感じる今日この頃」と書いてしまうと、明らかに不自然です。これは読み手に違和感を与え、場合によっては常識を疑われることもあります。

避けるべきNG例を以下にまとめます。

時期NG表現理由
1月桜が咲き始め…まだ開花時期ではない
5月寒さ厳しき折…5月は初夏で暖かい季節
8月春の陽気…夏真っ盛りで季節感がズレている
11月涼風が心地よい…すでに寒さを感じる季節

また、「あけましておめでとうございます」は1月中なら問題ありませんが、2月に入ると使えません。このように、時期によって適切な挨拶を選ぶことは非常に重要です。

季節を反映した正確な表現を使うことで、相手に誠実さと教養を感じさせる文章に仕上がります。

相手別(上司・目上・親しい人)使い分けのコツ

時候の挨拶は、相手によって語調や言葉遣いを変える必要があります。形式だけを守るのではなく、相手との関係性を意識した使い方が大切です。

相手表現の特徴
上司・取引先丁寧な敬語、形式的な挨拶初春の候、貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
友人・同僚ややカジュアル、親しみのある表現春の陽気が心地よくなってきましたね。
家族・親しい間柄砕けた表現も可、会話調でもOKだんだん暖かくなってきたね!体調どう?

また、相手の状況(体調を崩している、忙しい、異動したばかりなど)に応じて、言葉を選ぶ配慮も重要です。「ご無理なさらず」「どうぞご自愛ください」などの一言があるだけで、受け取る側の印象は大きく変わります。

親しさがあるからこそ、温かさと丁寧さを両立させた言い回しを心がけましょう。

ビジネスで恥をかかないための注意ポイント

ビジネスにおいて時候の挨拶を使う場合、以下の点に注意すると、誤解や失礼を防ぐことができます。

1. 書く時期に合った表現を使う
→ 季節感がずれていると非常にマイナスな印象を与える。

2. 漢字の誤字に気をつける
→ 「清栄」や「ご隆盛」など、難しい漢字が多いため、誤字脱字は要注意。

3. 相手の役職や会社名を正しく書く
→ 挨拶文と一緒に記載するケースも多く、正確さが求められる。

4. 長すぎず、簡潔にまとめる
→ 冒頭の挨拶が長いと、文章全体が読みにくくなるため、2〜3行程度が理想。

5. 定型文だけに頼らない
→ 一言でもオリジナルな表現を加えると、印象が良くなる。


ビジネスでは信頼関係を築くうえでも、時候の挨拶の正確さと丁寧さは重要なポイントです。「この人は常識がある」と思ってもらえるように、細部まで丁寧な文章を心がけましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 時候の挨拶って毎月使い分ける必要がありますか?

はい、日本語の手紙文化では月ごとの季節感を大切にするため、時候の挨拶もその月に合った表現を使い分けるのが基本です。

Q2. ビジネスとプライベートで時候の挨拶はどう変えるべき?

ビジネスではやや形式的・敬語が基本で、プライベートでは柔らかく親しみのある表現にするのが一般的です。

Q3. いつからいつまで暑中見舞いや残暑見舞いを使えばいいですか?

暑中見舞いは「梅雨明け〜立秋前日」、残暑見舞いは「立秋〜8月末」が目安です。

Q4. 時候の挨拶に使ってはいけない言葉ってあるの?

季節に合わない表現(例:冬に「春の陽気」)は避けるべきです。また、体調や天候を逆な意味で書くのもNGです。

Q5. 時候の挨拶ってメールでも使っていいの?

はい、ビジネスメールやフォーマルな連絡では今でもよく使われています。短くても一言添えると印象が良くなります。

まとめ

時候の挨拶は、単なる季節の表現ではなく、日本人の美しい感性と礼儀を表す大切な言葉です。1月から12月まで、それぞれの季節にふさわしい言葉を正しく使い分けることで、手紙やメールがぐっと印象的になります。

この記事では、季節ごとの具体的な表現例から、マナーや注意点、ビジネスとプライベートでの使い分けまで幅広く解説しました。これを参考に、シーンに合わせて最適な時候の挨拶を選び、相手に心のこもったメッセージを届けてみてください。


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時候の挨拶(例)表現の特徴記事リンク
1月初春の候/新春の候/厳寒の候年始の挨拶・寒さの中の新年1月の時候の挨拶
2月余寒の候/立春の候/向春の候寒さの中にも春の兆し2月の時候の挨拶
3月早春の候/春暖の候/春分の候春の訪れ・卒業や別れの季節3月の時候の挨拶
4月陽春の候/清明の候/春爛漫の候新年度・入学・桜4月の時候の挨拶
5月薫風の候/新緑の候/立夏の候若葉と爽やかさが魅力の季節5月の時候の挨拶
6月初夏の候/梅雨の候/長雨の候湿気と紫陽花の季節6月の時候の挨拶
7月盛夏の候/猛暑の候/酷暑の候暑中見舞いに使いやすい7月の時候の挨拶
8月残暑の候/晩夏の候/立秋の候お盆・夏の終わりの挨拶8月の時候の挨拶
9月初秋の候/新涼の候/秋涼の候秋の始まり・涼しさを意識9月の時候の挨拶
10月秋冷の候/爽秋の候/仲秋の候紅葉・行楽の季節10月の時候の挨拶
11月深秋の候/晩秋の候/霜秋の候秋の終わり・冬支度の挨拶11月の時候の挨拶
12月師走の候/歳末の候/寒冷の候年末の挨拶・感謝を伝える12月の時候の挨拶