年賀状を書くことが当たり前だった時代から、少しずつ「年賀状じまい」という言葉が広まりつつあります。でも、ただやめるだけでは、なんだか冷たい印象になってしまいそう…。
そんなときにおすすめなのが「寒中見舞い」を使って、丁寧にその思いを伝える方法です。
この記事では、年賀状じまいをスマートに伝えるためのタイミングやマナー、便利な文例までわかりやすくご紹介します。大切な人との関係を大事にしながら、新しい挨拶スタイルを始めてみませんか?
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年賀状じまいとは?その意味と背景
年賀状じまいって何?今やってる人が増えてる理由
「年賀状じまい」とは、毎年続けていた年賀状のやりとりを終わりにすることを指します。かつては「年賀状をやめる」と言うと、少し角が立つような印象がありましたが、最近では「年賀状じまい」という言い方が広まってきました。
これは、相手との関係を大切にしつつ、丁寧に挨拶文化の一区切りをつけたいという人が増えているからです。
特にここ数年、年末年始の忙しさや、高齢になって負担が大きくなったことを理由に、年賀状のやりとりを見直す方が増加しています。
また、若い世代を中心にSNSやLINEでの挨拶が主流になってきたことも、年賀状離れの背景にあります。
さらに、2020年以降のコロナ禍も大きな転機となりました。人との関わり方が変わり、リアルな接触が減ったことで「心の距離の保ち方」にも変化がありました。
その中で、「無理をせず、心を込めた挨拶の形を選びたい」と考える人が増えたのです。
「年賀状じまい」は、関係を断ち切ることではありません。むしろ、お互いの状況を思いやったうえで、これまでの感謝を伝えるチャンスとも言えます。
「終活」や「高齢化」との関係
年賀状じまいの背景には、「終活(しゅうかつ)」の考え方の広まりもあります。終活とは、自分の人生の終わりに向けて、物や人間関係を整理していく活動のこと。
特に高齢になると、毎年何十枚も年賀状を書くのが体力的にも精神的にも負担になる場合があります。
年賀状じまいは、そうした中で「迷惑をかけないうちに、きちんと整理したい」という思いや、「このご縁を大切にしつつ、静かに終わらせたい」という願いから生まれています。
また、年賀状じまいをすることで「無理せず自分らしく生きたい」という自立した姿勢を示す人も増えてきました。
日本人は、古くから礼儀や人付き合いを重んじる文化を持っていますが、その中でも近年は「続けること」よりも「相手を思いやること」を重視する考え方に変わりつつあります。
終活の一環としての年賀状じまいは、その象徴とも言えるのです。
年賀状じまいは失礼にあたる?常識の変化
かつては、年賀状をやめることに対して「失礼じゃないか」と感じる人も多くいました。しかし最近では、年賀状じまいを丁寧に伝えることで、失礼どころか「きちんとした人だな」と思われることもあります。
大切なのは、その伝え方です。一方的にやめるのではなく、「長い間ありがとうございました」「今後は違う形でご挨拶させていただきます」といった感謝と誠意を込めた表現を使えば、むしろ好印象です。
現代では、年賀状文化そのものが見直されてきており、ハガキ以外での挨拶(たとえばメールやSNS、寒中見舞いなど)を受け入れる人も増えています。
年賀状じまいが失礼かどうかは、時代の価値観の変化によって変わってきたのです。
年賀状じまいを考えるタイミングはいつ?
年賀状じまいを考えるタイミングに「正解」はありませんが、多くの人が意識しはじめるのは以下のようなときです。
- 体力的・精神的に書くのがつらくなってきたとき
- 退職や転居など、ライフステージが変わったとき
- 終活を始めたとき
- 年賀状のやり取りが形式的に感じられてきたとき
また、年賀状じまいを伝えるタイミングとして最もおすすめなのが「寒中見舞い」を通じてのお知らせです。年始の挨拶が一段落した後で、相手への感謝とともに丁寧に伝えることができるので、多くの人に選ばれています。
SNS・LINE時代の新しい年始挨拶との比較
スマホの普及により、年始の挨拶も大きく変わってきました。特に若い世代では、LINEやインスタグラムのストーリーズ、X(旧Twitter)などで「あけおめ」のメッセージを済ませる人が増えています。
こうしたツールを使えば、手軽で早く、しかもコストもかかりません。ただし、ハガキのように「手書きで気持ちが伝わる」という良さは薄れる面もあります。
その中で「寒中見舞いで年賀状じまいを伝える」という選択肢は、アナログのあたたかさとデジタルの簡便さの中間に位置する、ちょうどいいバランスの取れた方法と言えるでしょう。
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寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるのが選ばれる理由
寒中見舞いとは?出す時期と意味を簡単に解説
寒中見舞いとは、お正月(松の内)が明けた1月8日ごろから立春(2月4日ごろ)までの間に出す季節のご挨拶状です。
もともとは、寒さが厳しい時期に相手の体調を気遣う手紙として用いられていましたが、近年では喪中の方への年始挨拶や、年賀状が遅れてしまった場合の代替手段としても使われるようになっています。
寒中見舞いは年賀状のような華やかさはありませんが、その分、落ち着いた丁寧な印象を与えることができます。そのため、年賀状じまいという少し繊細な内容を伝える場面にはとても適しているのです。
また、年賀状と違って「おめでとう」という言葉を使わないため、喪中の方にも気を遣わずに送ることができるのも特徴のひとつ。相手の事情に配慮しながら、静かに思いを伝えるにはぴったりの手段です。
このように、寒中見舞いは単なる代用手段ではなく、現代の多様な人間関係や状況に対応できる柔軟な挨拶方法として、今あらためて注目されています。
なぜ寒中見舞いで伝えるのがスマートなのか?
年賀状じまいを相手に伝えるには、タイミングや表現方法に細心の注意が必要です。その点、寒中見舞いは年始のバタバタが落ち着いた時期に届くため、相手にもじっくり読んでもらいやすいというメリットがあります。
また、寒中見舞いは「近況報告」や「お体を大切に」といった思いやりを込めて書くことが多いため、自然な流れで「今年から年賀状は控えさせていただきます」といった内容を伝えることができます。
これにより、受け取った相手も「あ、丁寧にお知らせしてくれたんだな」と感じ、不快感を抱くことはほとんどありません。
さらに、年賀状じまいを年賀状そのもので伝えると、「もう送ってこないで」と強い印象を与えてしまう恐れがありますが、寒中見舞いを使えば柔らかく伝えることが可能です。
このように、寒中見舞いは「やめます」の一言で終わらせるのではなく、「これまでの感謝」と「今後の思いやり」を伝える橋渡しとして、とてもスマートな選択肢となります。
年賀状の代わりに使える?寒中見舞いの役割
寒中見舞いは、単なる「年賀状が遅れたときの代替手段」ではありません。むしろ、年賀状を控えたいけどきちんと新年のご挨拶は伝えたいという場面において、その役割をしっかり果たしてくれる便利な存在です。
例えば、体調不良や喪中などで年賀状が出せなかった場合でも、寒中見舞いなら控えめに、かつ丁寧に挨拶をすることができます。
また、年賀状じまいを決めた場合に、今年限りであることを伝えたいときにも、相手への感謝を込めて寒中見舞いで報告するのが好まれます。
寒中見舞いを上手に使えば、「今後は無理のない形でお付き合いしていきたい」という気持ちを伝えられるので、相手との関係を良好に保ちやすくなります。
このように、寒中見舞いは形式的な年賀状に代わる、新しいコミュニケーションのツールとして、とても役立つ存在になってきています。
相手を気遣う寒中見舞いの文面のコツ
寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるときに大切なのは、何よりも「相手への思いやり」です。文面はシンプルでかまいませんが、次のような構成を意識すると、丁寧で誠意が伝わる文章になります。
- 季節の挨拶(寒さを気遣う一文)
- これまでのお付き合いへの感謝の気持ち
- 年賀状を控えることのお知らせ
- 今後のお付き合いの形(メールやLINEなど)に触れる
- 健康やご多幸を祈る結びの言葉
例えばこんな風に書くとよいでしょう。
寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
長年にわたり、心温まる年賀状をいただきありがとうございました。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく、お知らせ申し上げます。
今後とも変わらぬご厚情を賜れますよう、お願い申し上げます。
ご健康とご多幸をお祈りいたしております。
言い回しを少し工夫するだけで、相手に配慮した優しい印象を与えることができます。
寒中見舞いを出すときに気をつけたいマナー
寒中見舞いを出す際には、いくつかのマナーを押さえておくと安心です。まず一つ目は、出す時期。松の内(1月1日~1月7日)を避け、1月8日から2月4日ごろの立春までに投函するのが一般的です。
次に気をつけたいのが、はがきの種類。年賀はがきを使うのはNGです。通常の郵便はがきや私製はがきを使いましょう。
もし喪中の相手に送る場合は、色合いや絵柄も落ち着いたものを選ぶと良いでしょう。
そして、文面には「おめでとう」や「新年」といった表現を避けることが大切です。寒中見舞いはあくまで季節の挨拶であり、新年の祝い事とは違う意味合いを持っているため、言葉の使い方には配慮が必要です。
また、差出人の名前や住所は必ず明記しましょう。相手が返信を考える場合や、誰から来たのかすぐにわかるようにするためです。
これらのポイントを押さえておけば、寒中見舞いでの年賀状じまいも、失礼なく、思いやりをもって伝えることができます。
年賀状じまいを伝える文例集【使える!】
フォーマル向け文例(会社関係・上司向け)
年賀状じまいを伝える際、ビジネス関係や上司などフォーマルな相手には、礼儀正しく丁寧な言葉遣いが求められます。
直接的な表現を避けつつ、これまでの感謝と今後のご厚誼をお願いする姿勢を大切にしましょう。
以下のような文例が参考になります。
寒さ厳しき折、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
これまで毎年、心のこもった年賀状を頂戴し、誠にありがとうございました。
誠に勝手ながら、私事都合により、来年より年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく、本状をもちましてお知らせ申し上げます。
今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
このように、「ご厚情への感謝」→「年賀状控えのお知らせ」→「今後の関係維持へのお願い」→「結びの挨拶」という順序で構成することで、礼儀正しくかつ柔らかな印象を与えることができます。
ビジネス相手は、形式を重んじる傾向がありますので、年賀状じまいという個人的な決断でも、あくまで「マナーの範囲でのお知らせ」として受け取ってもらえるような配慮が大切です。
カジュアル向け文例(友人・親戚向け)
友人や親戚など、気心の知れた相手には、もう少しくだけた柔らかい表現でも問題ありません。ただし、感謝の気持ちと今後のお付き合いを大事にしたいというメッセージはしっかり伝えるようにしましょう。
寒中お見舞い申し上げます。
寒い日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
長年にわたり、年賀状を通じて温かいやり取りができたこと、心から感謝しています。
ここ数年、年末年始の忙しさや体調の変化もあり、年賀状を控えさせていただくことにいたしました。
これからも、変わらず仲良くお付き合いしていただけたら嬉しいです。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
このように、話し言葉に近い文章を使うと、自然で親しみやすい印象になります。ポイントは、「や
めます」ではなく、「ありがとう」「これからもよろしくね」といった前向きな気持ちを伝えることです。
年賀状という文化が変わっても、気持ちのつながりは続けていけるというメッセージを込めると、相手も安心して受け止めてくれます。
高齢の方に送るやさしい表現の文例
高齢の方に年賀状じまいを伝える場合は、より一層丁寧な表現と、相手の健康を気遣う心配りが求められます。
時には「やめる」とはっきり書くよりも、自然な形で「今後は控える」と伝えるのがよいでしょう。
寒中お見舞い申し上げます。
いつも温かいお心遣いの年賀状をありがとうございます。
このたび、私事ながら体調や生活の変化により、年始のご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
長年にわたるご厚意に、心より感謝申し上げます。
今後とも、変わらぬご交誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
寒さ厳しき折、ご自愛専一にてお過ごしくださいませ。
高齢の方にとっては、年賀状のやり取りが生活の一部であることもあります。
だからこそ、きっぱりと断つのではなく、あくまでご事情を理解していただけるように「体調」や「生活の変化」などの理由をそっと添えると受け入れてもらいやすくなります。
喪中と重なったときの寒中見舞い+年賀状じまい文例
年賀状じまいを考えているタイミングで、喪中と重なってしまうこともあります。その場合は、寒中見舞いとして喪中のお知らせと合わせて年賀状じまいを伝える文面が適しています。
祝いの言葉を避け、落ち着いた表現を選ぶことが重要です。
寒中お見舞い申し上げます。
昨年○月に○○(続柄)を亡くし、喪中につき年頭のご挨拶を控えさせていただきました。
あわせて、私自身の生活環境の変化などにより、今後は年賀状によるご挨拶も失礼させていただくこととなりました。
これまで長年にわたり温かいご挨拶をいただき、心より御礼申し上げます。
今後とも変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます。
喪中であることに加え、年賀状じまいを知らせるため、少し内容は重くなりますが、誠意ある表現を選ぶことで、相手に失礼のない文面になります。
形式的ではなく、感謝の気持ちを軸に据えることが大切です。
メールやLINEで伝える場合の文例(補足)
最近では年賀状の代わりに、メールやLINEで新年の挨拶をする人も増えています。そういったデジタルツールで年賀状じまいを伝える場合も、短い文章の中に感謝と配慮の気持ちを込めることが大切です。
LINE・メール向け文例
あけましておめでとう!今年もどうぞよろしくね。
実はここ数年いろいろと忙しくて、年賀状を出すのが難しくなってきたので、今後は年賀状をお休みしようと思っています。
これからも仲良くしてね!
このように、カジュアルな文面でも、相手への気遣いを忘れずに伝えることがポイントです。特に若い世代同士や親しい友人とのやり取りであれば、文章が少し短くても気持ちは十分伝わります。
トラブルを避けるための注意点と気配りのコツ
受け取った相手が不快にならない言い回しとは?
年賀状じまいを伝える際、いちばん避けたいのは、受け取った相手に「関係を切られた」「冷たく感じた」と思われてしまうことです。そのため、文面の言い回しには細心の注意が必要です。
たとえば、「年賀状をやめます」「今後は結構です」といったストレートな表現は、相手によっては冷たい印象を与えてしまいます。
代わりに、「今後は年始のご挨拶を控えさせていただきます」や「年賀状によるご挨拶は失礼させていただきたく存じます」といった柔らかい言い回しが好まれます。
また、冒頭で感謝の気持ちをしっかり伝えることも大切です。「長年にわたり温かいご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます」といった一文を入れるだけで、文面全体の印象がぐっと和らぎます。
受け取る側が違和感を持たず、「これまでありがとう」「これからもよろしく」と前向きに感じてもらえるようにするには、思いやりある表現がカギになります。
一方的にやめたと思われない伝え方
年賀状じまいは、どうしても「こちらの都合」で決断するものなので、伝え方によっては一方的に感じられてしまうこともあります。そうならないためには、「なぜ年賀状を控えることにしたのか」という理由を簡単に添えるのがポイントです。
たとえば、「高齢になり、筆を取るのが難しくなってきたため」や「生活の変化により、落ち着いて書く時間が取れなくなったため」など、具体的かつ相手が共感できる理由を書くことで、理解されやすくなります。
また、「今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」や「またお会いできる日を楽しみにしています」など、関係を続けたいという気持ちを最後にしっかりと示すことも重要です。
そうすることで、「一方的な終了」ではなく、「新しい形のお付き合い」だと伝えることができます。
家族・親戚間での温度差をどう埋める?
年賀状じまいを個人で決めたとしても、家族や親戚との間では考え方に違いがあることもあります。特に親世代や親戚の中には「年賀状は礼儀」と捉える方も多いため、何も言わずにやめてしまうと誤解を招く可能性があります。
まずは、自分の中で「なぜやめたいのか」を明確にしたうえで、家族や親戚に丁寧に説明することが大切です。「忙しさ」や「体力的な理由」など、理解されやすい理由を伝えましょう。
さらに、「寒中見舞いで感謝の気持ちを伝えたいと思っている」など、自分なりの丁寧な対応を見せることで、周囲も納得しやすくなります。
相手を尊重しつつ、自分のスタイルを伝えることが、トラブル回避につながります。
また、家族全体で年賀状じまいをする場合は、あらかじめ共通の文面を考えると統一感が出て、親戚や親しい方にも違和感なく伝えることができます。
「年賀状じまい」の後、どんな関係を保つか?
年賀状じまいをした後も、関係を大切にしたい相手とはどう付き合っていけば良いのでしょうか。多くの人が不安に感じるのが、「やめた後に、相手との距離ができてしまわないか?」ということです。
ポイントは、「年賀状をやめる=関係を終える」ではないということを、相手にも自分にもしっかり認識させることです。
たとえば、誕生日にLINEを送ったり、季節の折にメールをするなど、違う形でのコミュニケーションを継続することで、関係は十分保てます。
年賀状という形にこだわらなくても、お互いを思い合える関係は続けられます。むしろ、自分のペースで気軽に連絡できるようになることで、より自然な付き合い方になることも少なくありません。
大切なのは、「これまでの感謝」と「これからもよろしく」というメッセージを年賀状じまいのタイミングでしっかりと伝えること。
その一言があるだけで、相手も安心し、今後も良い関係を続けていくことができます。
寒中見舞いの返信は必要?マナー的対応
寒中見舞いを受け取った側が「返信するべきかどうか」で迷うこともあります。とくに、寒中見舞いに「年賀状じまい」のお知らせが含まれていた場合、相手の意図をどう受け取るべきか悩む方も多いです。
基本的には、寒中見舞いに対する返信は「必須」ではありません。ただし、相手が丁寧な言葉で感謝を述べてくれている場合は、軽くでも返信をすることで好印象を与えられます。
返信の方法としては、以下のいずれでも構いません。
- 同じく寒中見舞いのはがきを送る
- LINEやメールで短く返事を送る
- 次に会ったときに「寒中見舞いありがとう」と一言伝える
返信をする場合は、「これまでの年賀状のやり取り、ありがとうございました。お知らせいただきあ
りがとうございます。」というように、ねぎらいの気持ちを込めると丁寧です。
また、自分が年賀状を続けたい立場であっても、相手の年賀状じまいの意志を尊重することが大切です。「もう送らないで」と感じさせないよう、返信内容には配慮が必要です。
まだ間に合う!寒中見舞いの送り方とおすすめデザイン
出す時期・投函期限をおさらい
寒中見舞いは出す時期が決まっており、年賀状の時期とは異なります。そのため、タイミングを間違えると失礼になってしまうこともあるため、注意が必要です。
寒中見舞いを出すのは、1月8日頃から立春(2月4日頃)までの期間が一般的です。この時期は「松の内」が明け、年賀状を出す期間を過ぎているため、代わりのご挨拶として寒中見舞いを使うのにちょうど良いタイミングとなります。
年賀状じまいを寒中見舞いで伝える場合も、必ずこの期間内に出すようにしましょう。2月4日を過ぎると「余寒見舞い」という表現になり、意味合いも少し変わってきます。
また、郵送の関係もあるため、遅くとも1月末までには投函するのが安心です。年賀状をもらった相手への返信や、喪中の人へのご挨拶、そして年賀状じまいのお知らせとして出すには、タイミングがとても大切です。
郵便はがきと私製はがき、どっちが正解?
寒中見舞いを出す際のはがきには、いくつか種類がありますが、選び方にはマナーがあります。まず重要なのは、「年賀はがき」は使わないということ。
年賀状の時期は過ぎているため、寒中見舞いで年賀はがきを使用すると非常識と受け取られる可能性があります。
では、何を使えばよいかというと、以下の2つが主な選択肢です。
| 種類 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 郵便はがき(通常はがき) | 郵便局で購入できるはがき(63円) | 手軽で安心 | シンプルなデザインが多い |
| 私製はがき | 自作または印刷業者で作成したはがき | デザインが自由・個性が出せる | 別途切手が必要 |
フォーマルな相手に送る場合や、落ち着いた印象を与えたい場合は、通常の郵便はがきを使うのが無難です。逆に、親しい友人や家族には、私製はがきを使ってオリジナリティを出すのもおすすめです。
私製はがきを使う場合は、切手を忘れずに貼ることと、サイズ・重量が規定内か確認することがポイントです。
自分らしさが伝わるおすすめ寒中見舞いデザイン
寒中見舞いは、デザイン次第で印象が大きく変わります。フォーマルなものからカジュアルなものまでさまざまなデザインがあるので、送り先に応じて選ぶのがベストです。
定番のおすすめデザイン
- 雪景色や氷のイメージ
落ち着いた印象を与える、寒中見舞いらしいモチーフ。 - 梅の花や椿など冬から春を感じさせる花
寒さの中にあたたかみを感じられるデザインで、年賀状じまいにもぴったり。 - 和風の模様(市松模様や扇子柄など)
シンプルかつ上品で、幅広い年代に好印象。
カジュアル向けのデザイン
- 手書き風のイラスト(ゆるい雪だるま、猫、動物など)
親しみやすさがあり、友人や家族向けにおすすめ。 - 写真入りデザイン
家族やペットの近況報告を兼ねて、自分らしさを出せる。
選ぶときは、相手の年齢や関係性を意識しながら、あなたらしさが伝わる一枚にすると、より印象に残ります。
印刷サービス・テンプレート活用法
寒中見舞いを一からデザインするのが難しいという方には、印刷サービスやテンプレートの利用がおすすめです。
最近では、無料で使えるデザインテンプレートや、オンライン注文で印刷+投函までしてくれるサービスも増えています。
使いやすいサービス例(2026年時点での代表的な例)
| サービス名 | 特徴 | 利用ポイント |
|---|---|---|
| Canva(キャンバ) | 無料テンプレートが豊富で直感的に操作できる | 自分でデザインを作って印刷可能 |
| しまうまプリント | はがき印刷と宛名印刷、投函代行まで対応 | シンプルで使いやすい |
| 挨拶状ドットコム | 喪中・寒中用の丁寧なデザインが多い | ビジネス利用にも最適 |
これらのサービスを使えば、パソコンが苦手な方でも簡単におしゃれな寒中見舞いを作ることができます。文章を差し替えるだけで完成するので、時短にもなり、忙しい人には特におすすめです。
心を込める一言メッセージの添え方
印刷された定型文だけで送るよりも、手書きで一言メッセージを添えることで、相手により温かみのある印象を与えることができます。内容は短くて構いませんが、気遣いや感謝の気持ちが伝わる言葉が理想です。
たとえば、
- 「いつも本当にありがとう。お元気ですか?」
- 「今年もまたお会いできるのを楽しみにしています」
- 「健康第一でお過ごしくださいね」
たった一言でも、相手は「わざわざ書いてくれたんだ」と嬉しく感じるものです。
特に年賀状じまいを知らせる場合は、「これまでありがとうございました」「今後ともよろしくお願いします」というような言葉を添えることで、誠実な印象になります。
時間に余裕があれば、名前も手書きにするだけで、さらに心が伝わる一枚になりますよ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 年賀状じまいはいつ伝えるのが適切ですか?
A. 一般的には、年賀状のやりとりが終わった後の「寒中見舞い」で伝えるのが自然です。1月8日〜2月4日ごろの間に送りましょう。
Q2. 年賀状じまいは失礼にあたらないの?
A. 表現と伝え方次第で失礼にはなりません。感謝の気持ちを込めて丁寧に伝えれば、相手も理解してくれるでしょう。
Q3. 寒中見舞いに「年賀状やめます」と書いてもいい?
A. はい。ただし、「年賀状を控えさせていただきます」など、やわらかい表現を使うと好印象です。
Q4. 寒中見舞いは年賀はがきで出してもいい?
A. NGです。年賀はがきは使わず、通常の郵便はがきか私製はがきを使用しましょう。
Q5. 年賀状じまいをLINEやメールで伝えても大丈夫?
A. 親しい間柄であれば問題ありません。気遣いのある文章で、感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
まとめ
「年賀状じまい」を寒中見舞いで丁寧に伝えるという選択は、今の時代に合った新しいマナーの形です。
年賀状文化が少しずつ変わりゆく中で、「やめる」という行動に対して後ろめたさを感じる方も多いかもしれません。
しかし、やめること自体が失礼なのではなく、「どう伝えるか」「どう思いを込めるか」が大切なのです。
寒中見舞いは、年始のあいさつが落ち着いた時期に使う、控えめで品のあるコミュニケーション手段です。
このタイミングを活かして、これまでの感謝とこれからの関係への思いやりを丁寧に表現すれば、相手との関係を損なうことなく自然に年賀状じまいを伝えることができます。
文例や表現の選び方に少し注意を払えば、相手に不快感を与えることなく、自分らしいスタイルに移行することができます。
また、SNSやLINEなど新しい連絡手段も活用しながら、今後のつながり方を見つけていくことも一つの手です。
寒中見舞いは、ただの挨拶状ではありません。相手への気遣いと感謝を込めた「心のはがき」として活用すれば、年賀状じまいという一歩もきっと心温まるものになるはずです。






























