【完全ガイド】お中元お礼状の書き方と無料テンプレート|ビジネス・個人向け文例付き

人間関係・コミュニケーション

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お中元をいただいたら、「どんなお礼状を書けばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に、ビジネスシーンや目上の方へのお礼状では、失礼のない表現を心がけることが大切です。

本記事では、お中元お礼状の基本マナーから、ビジネス・個人向けの具体的な文例、手紙やメール・LINEでの書き方まで詳しく解説します。無料で使えるテンプレートも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

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1. お中元お礼状の基本とマナー

お中元のお礼状はなぜ必要?

お中元は、日頃の感謝を込めて贈られる日本の伝統的な習慣です。贈り主は「お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えたい」という思いで品物を選びます。そのため、受け取った側も「ありがとう」の気持ちを伝えるのが礼儀です。

お中元のお礼状を送ることで、単なる受け取りの報告ではなく、相手との良好な関係を深めることができます。また、お礼状には「確かに受け取りました」という確認の意味もあり、相手を安心させる役割もあります。特に、ビジネスの場面では、礼儀正しい対応が信頼関係の構築につながるため、お礼状を送ることが重要です。

また、親戚や友人にお中元をいただいた場合も、お礼状を書くことで、相手への感謝の気持ちを形にできます。最近では、メールやLINEでお礼を伝えることも増えていますが、手紙やはがきのお礼状は、より丁寧で心がこもった印象を与えます。

送る時期とタイミング

お中元のお礼状は、できるだけ早めに送るのがマナーです。理想的には、品物を受け取ってから2~3日以内に送るのがベストです。遅くとも1週間以内には送るようにしましょう。

もし、うっかり送るのを忘れてしまった場合は、「遅くなって申し訳ありません」と一言添えると、失礼になりません。

例:
「お礼が遅くなりまして申し訳ございません。お心のこもった贈り物を頂戴し、大変嬉しく思っております。」

お礼状の基本構成とポイント

お中元のお礼状には、次のような構成を意識すると、簡潔で分かりやすい文章になります。

  1. 冒頭の挨拶(季節の挨拶)
  2. お中元の受け取り報告とお礼
  3. 品物の感想や気遣いへの感謝
  4. 相手の健康や繁栄を願う言葉
  5. 結びの言葉(敬具、かしこ など)

たとえば、ビジネス向けのフォーマルなお礼状なら、次のようになります。

例文(取引先向け)

拝啓 盛夏の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。  
さて、このたびは結構なお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
ご厚意に深く感謝申し上げますとともに、貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具

NGな表現やマナー違反に注意!

お中元のお礼状を書く際には、以下の点に注意しましょう。

  • 「重ね重ね」「再三」などを避ける(繰り返しを意味するため、お中元を何度も催促しているような印象を与える)
  • 「忌み言葉」を避ける(「切る」「終わる」「壊れる」など、縁起の悪い言葉)
  • あまりにも簡潔すぎる文面にしない(ビジネスの場合、丁寧さが求められる)

たとえば、「受け取りました。ありがとうございます。」だけでは、ビジネスの場では失礼にあたるため、もう少し丁寧に書きましょう。

手紙とメール、どちらが適切?

お中元のお礼状は、基本的には手紙やはがきが好ましいとされています。しかし、最近ではメールやLINEでも問題ない場合も増えています。

手紙・はがきが適しているケース

  • 目上の人、上司、取引先などフォーマルな関係
  • 手書きの温かみを大切にしたい場合
  • お礼をしっかり伝えたいとき

メール・LINEでもOKなケース

  • 親しい友人や家族
  • 仕事で日常的にメールをやり取りしている取引先
  • 急ぎでお礼を伝えたい場合

ただし、ビジネスシーンでは、メールで送る場合でも丁寧な言葉遣いを心がけましょう。


2. シーン別お中元お礼状の書き方

目上の方(上司・取引先)向けの書き方

上司や取引先には、フォーマルな表現を使うことが重要です。「拝啓」「敬具」などの文書の基本形式を守りつつ、失礼のないように書きましょう。

例文(上司向け)

拝啓 盛夏の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。  
このたびは、お心のこもったお品を頂戴し、誠にありがとうございました。
平素よりご指導賜り、深く感謝申し上げます。
今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具

親戚や家族向けの書き方

親しい関係なら、少しカジュアルな文章でもOKです。手書きのメッセージなら、より温かみが伝わります。

例文(親戚向け)

おじさん、おばさんへ  
暑い日が続いていますが、お元気ですか?
先日は素敵なお中元を送ってくれてありがとう!
家族みんなで美味しくいただいています。
夏バテしないように、体調に気をつけてね。
また近いうちに会えるのを楽しみにしています!

次の章では、ビジネス向けのお中元お礼状テンプレートを詳しく紹介します!

3. ビジネス向けお中元お礼状テンプレート

ビジネスの場では、お中元をいただいた際に迅速かつ丁寧にお礼状を送ることがマナーです。特に取引先や上司などに対しては、フォーマルな言葉遣いを心がけましょう。

ここでは、ビジネスシーンごとの具体的なテンプレートをご紹介します。


取引先企業へのフォーマルな文例

取引先企業へのお礼状は、会社としての誠意を示す重要な手紙です。堅すぎず、しかし礼儀正しい文面を意識しましょう。

📌 ポイント
✔ 「平素よりお世話になっております」などの定型フレーズを活用する
✔ 相手の会社の繁栄や健康を気遣う文を入れる
✔ 「今後ともよろしくお願いいたします」と締める

📜 例文(取引先企業向け・フォーマル)

拝啓 盛夏の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。  
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

さて、このたびはご丁寧なお心遣いを賜り、結構なお品をお贈りいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
貴社の皆様におかれましても、暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛のうえご活躍されますようお祈り申し上げます。

今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。

敬具

株式会社〇〇
代表取締役 〇〇〇〇

取引先企業へのカジュアルな文例

親しい取引先や、頻繁にやり取りをしている企業へは、少し柔らかめの文面でも問題ありません。ただし、ビジネスマナーは守るようにしましょう。

📜 例文(取引先企業向け・カジュアル)

〇〇株式会社  
〇〇部 〇〇様

いつもお世話になっております。
このたびは、お心遣いいただき誠にありがとうございます。
社員一同、大変ありがたく頂戴いたしました。

これからも、より一層のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
暑い日が続いておりますので、どうぞご自愛くださいませ。

取り急ぎ、書中にてお礼申し上げます。

株式会社〇〇
〇〇〇〇

上司・目上の方への文例

上司や役職の高い方へ送るお礼状は、特に丁寧な言葉遣いを意識しましょう。格式ばった表現を使うことで、敬意を示せます。

📜 例文(上司向け)

拝啓 猛暑の候、〇〇様におかれましてはますますご健勝のことと存じます。  

このたびは、結構なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
お心遣いに深く感謝申し上げます。

日頃のご指導を胸に、より一層精進してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

酷暑の折、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。

敬具

部下や同僚への文例

部下や同僚が個人的にお中元を送ってくれた場合、かしこまりすぎず、しかし丁寧な言葉を使いましょう。特に、普段からコミュニケーションを取っている相手には、温かみのある言葉を添えると良いでしょう。

📜 例文(部下・同僚向け)

〇〇さん  

暑い中、わざわざお中元を贈ってくれてありがとう。
家族みんなで美味しくいただきました。

普段からチームを支えてくれて本当に感謝しています。
体調に気をつけて、夏を元気に乗り切ろう!

また近々、食事でも行こうね。

〇〇より

メールで送る場合のビジネスマナーと例文

最近は、メールでお中元のお礼を伝えるケースも増えています。特にビジネスの場面では、迅速にお礼を伝えることが大切なので、メールを活用するのも良い方法です。

📌 ポイント
✔ 件名に「お礼」の言葉を入れる
✔ 簡潔かつ丁寧な言葉遣いを心がける
✔ メールでも「お中元を受け取ったこと」を明記する

📜 例文(取引先向け・メール)

件名:お中元のお礼【株式会社〇〇】  

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

いつもお世話になっております。
このたびは、お心のこもったお中元をお贈りいただき、誠にありがとうございます。
社員一同、ありがたく頂戴いたしました。

今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
暑さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。

取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。

株式会社〇〇
〇〇〇〇

📜 例文(社内向け・メール)

件名:お中元ありがとう!  

〇〇さん

お中元、ありがとう!
みんなで美味しくいただきました。

暑い日が続くけど、体調に気をつけてね。
またオフィスで話そう!

〇〇より

ビジネス向けのお中元お礼状は、相手との関係性に応じた文章を選ぶことが大切です。次の章では、個人向けのお中元お礼状テンプレートを詳しくご紹介します!

4. 個人向けお中元お礼状テンプレート

個人間でお中元をいただいた場合も、丁寧にお礼を伝えることが大切です。親戚や友人、知人など、相手との関係性に応じて適切な表現を選びましょう。

ここでは、個人向けのお中元お礼状の具体的なテンプレートをご紹介します。


親戚・家族への文例

親戚や家族にお礼状を書く場合は、かしこまりすぎず、温かみのある言葉を添えましょう。特に、近況報告を加えると、より親しみやすい印象になります。

📜 例文(親戚向け)

おじさん・おばさんへ  

暑い日が続いていますが、お元気ですか?
このたびは、美味しい〇〇を送ってくれてありがとう!
家族みんなでありがたくいただきました。

こちらはみんな元気に過ごしています。
最近は〇〇(近況報告)で忙しくしていますが、また時間を見つけて遊びに行きたいと思っています。

暑い日が続きますので、どうか体調には気をつけてくださいね。
またお会いできるのを楽しみにしています!

〇〇より

💡 ポイント
✔「ありがとう」の気持ちをストレートに伝える
✔ 近況報告を加えて、会話のきっかけを作る
✔ 相手の健康を気遣う言葉を添える


友人・知人への文例

友人や知人には、さらにカジュアルな表現でOKです。LINEやメールで送る場合も、短くても気持ちが伝わるようにしましょう。

📜 例文(友人向け)

〇〇ちゃんへ  

暑い中、素敵なお中元をありがとう!
大好きな〇〇(品物)だったから、めちゃくちゃ嬉しかったよ!

最近は〇〇(近況報告)でバタバタしてるけど、また落ち着いたらご飯でも行こうね。
暑さ厳しいけど、体調崩さないように気をつけて!

また連絡するね♪

〇〇より

💡 ポイント
✔ 砕けた表現でOK!親しみを込める
✔「嬉しかった!」などの感想を伝える
✔ 近況報告や「また会おうね」の一言を添える


お礼+近況報告を加えた文例

少しフォーマルな文章にしたい場合は、お礼と一緒に近況報告を加えるのがおすすめです。特に、久しぶりに連絡を取る相手には、会話のきっかけになります。

📜 例文(久しぶりの知人向け)

〇〇さんへ  

お久しぶりです。お元気ですか?
このたびは素敵なお中元をお送りいただき、ありがとうございました。
久しぶりに〇〇(品物)をいただき、懐かしい気持ちになりました。

最近の私は〇〇(近況報告)で充実した毎日を送っています。
また、ぜひお会いしてゆっくりお話ししたいですね。

暑い日が続きますので、お体を大切にお過ごしください。
またお会いできる日を楽しみにしています!

〇〇より

💡 ポイント
✔ 久しぶりの相手には、近況報告を添える
✔ 「また会いたいね」と今後のつながりを意識する


はがきで送る場合のポイント

手紙やはがきでお礼を送る場合、書き方のマナーを意識しましょう。

📝 はがきでのお礼状のポイント
✔ 縦書きが基本(横書きでも問題なし)
✔ 冒頭に季節の挨拶を入れる(例:「暑さ厳しき折」など)
✔ 簡潔にまとめる(あまり長すぎないように)
✔ 「拝啓」→「敬具」または「かしこ」で締める

📜 例文(はがき向け)

拝啓  
厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

このたびは、結構なお品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
お心遣いに感謝しつつ、美味しくいただいております。

暑さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながら、書中にてお礼申し上げます。

敬具

LINEやメッセージで送る場合の注意点

最近は、LINEやメッセージでお礼を伝えることも増えています。ただし、ビジネスマナーを守るべき関係では、手紙やメールを優先しましょう。

📌 LINEで送る場合のポイント
✔ すぐにお礼を伝えられるのがメリット
✔ スタンプだけで済ませない(最低でも一言添える)
✔ 絵文字や「!」は親しい相手にのみ使用

📜 例文(LINE・カジュアル)

〇〇ちゃん、本当にありがとう✨  
めちゃくちゃ嬉しかったよ〜!
暑いけど、体調気をつけてね😊
またゆっくり会おう!

📜 例文(LINE・フォーマル)

〇〇様  
このたびは、お心のこもったお中元をいただき、誠にありがとうございました。
暑い日が続いておりますので、どうかご自愛くださいませ。
またお会いできるのを楽しみにしております。

個人向けのお中元お礼状は、相手との関係性に応じて文章を調整することが大切です。次の章では、お中元お礼状を送る際の便利なポイントをご紹介します!

5. お中元お礼状を送る際の便利なポイント

お中元のお礼状を書く際には、文面だけでなく、送る方法や細かいマナーも意識することで、より好印象を与えることができます。ここでは、お礼状を送る際に知っておきたいポイントを紹介します。


手書きと印刷、どちらが良い?

お礼状を送る際に、「手書きが良いのか、印刷でも失礼にあたらないのか」と悩むことがあります。それぞれのメリットを理解し、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

方法メリット適した場面
手書き気持ちが伝わりやすい、特別感がある親しい人、個人向け、特別なお礼を伝えたいとき
印刷(プリント)きれいで統一感がある、ビジネス向き取引先、フォーマルな場面
メール・LINEすぐに送れる、カジュアルなやり取り向き友人、家族、急ぎの場合

💡ポイント

  • フォーマルな場面では手書きが好ましい(特に目上の人や取引先向け)
  • 印刷でも、一言手書きを加えると温かみが増す
  • 親しい間柄なら、LINEやメールでも失礼にはならない

封筒・はがきの選び方と書き方

お礼状を送る際は、どのような封筒やはがきを選ぶかも重要なポイントです。

📌 封筒の選び方

  • 白無地の封筒が基本(特にビジネス向け)
  • 縦書きの場合は和封筒、横書きなら洋封筒が適切
  • カジュアルなお礼状なら、季節感のあるはがきもOK

📌 宛名の書き方(和封筒の場合)

  1. 受取人の氏名は中央に大きく書く
  2. 会社宛の場合は、会社名・部署名を氏名の上に書く
  3. 差出人の名前は左下に小さめに書く

📌 はがきを使う場合

  • 縦書きが基本(特にフォーマルな場合)
  • 親しい間柄なら、イラスト入りのはがきもOK

お礼状と一緒に添えると良いもの

お礼状を送る際に、ちょっとした心遣いをプラスすると、より好印象を与えることができます。

✔ 写真(お中元を受け取った場面や、家族の近況写真)
✔ 手書きのメッセージカード(特に親しい人向け)
✔ 小さなプレゼント(例えば、手作りのお菓子やお礼の品)

📌 ビジネス向けの場合は、名刺や会社案内を添えるのもあり


お礼状を送る際のチェックリスト

お礼状を送る際に、以下のポイントを確認すると安心です。

✅ 送るタイミングは適切か?(遅れすぎていないか)
✅ 文面に失礼な表現はないか?(忌み言葉に注意)
✅ 宛名や名前の漢字ミスがないか?(特に取引先)
✅ 封筒やはがきのマナーは守れているか?
✅ 必要に応じて手書きの一言を添えているか?


よくある質問Q&A

Q1. お礼状を出すのが遅くなってしまった場合、どうすればいい?

👉 遅くなったことをお詫びしつつ、お礼を伝えれば問題ありません。
📜 例文

お礼が遅くなり申し訳ございません。  
お心遣いをいただき、誠にありがとうございました。

Q2. 会社宛のお礼状は誰宛にすればいい?

👉 個人名が分かる場合は、担当者宛にするのがベスト
👉 分からない場合は、「〇〇株式会社 ご担当者様」とするのが無難

Q3. お中元を辞退したい場合、どう伝えるべき?

👉 お礼を伝えつつ、今後は辞退したい旨をやんわりと伝えるのがポイント。
📜 例文

お心遣いをいただき誠にありがとうございます。  
恐縮ですが、今後はどうぞお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。

まとめ

お中元をいただいたら、できるだけ早くお礼状を送り、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

💡 お礼状のポイントまとめ
✔ 2〜3日以内に送るのがベスト
✔ フォーマルな場面では手書きが好ましい
✔ メールやLINEでのお礼もOK(関係性に応じて使い分け)
✔ お礼の気持ち+相手を気遣う言葉を添える

お礼状は、単なるマナーではなく、相手との関係をより深める大切なツールです。適切な表現とマナーを守って、心のこもったお礼を伝えましょう!

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