バレンタインデーに贈り物を頂いた際のお返しとして、「何を贈れば良いのだろう?」と、悩まれる方も少なくない事でしょう。
ホワイトデーはバレンタインデーにプレゼントを頂いた際に、今度は男性から女性へのお返しとして日本で生まれた文化ではあります。
頂いたものに対するお礼を贈る日として、日本に限らず中国・台湾・韓国といった東アジアの一部でも定着してきているようですね。
ですが、実際にお返しのプレゼントをするのにも、普段贈り物をしない方からすれば難しく感じてしまいます。
「サプライズ重視?それとも相手が望むもの?それとも定番のお菓子?」
など、頭を悩ませてしまうかもしれません。
この記事ではそんな男性に対して、ホワイトデーのお返しに何が良いのかについて参考になるよう、お菓子の意味合いについてまとめさせてもらいました。
【スポンサーリンク】
ホワイトデーのお返しは男性にとってプレッシャー?
私自身、女性からバレンタインデーにチョコを貰うたびに、お返しについて悩まされます。
理由としては、その女性との関係性や親交度によって、選ぶものにも気を配る必要があるからです。
女性が多い職場の場合、分け隔てなく接していると、社交辞令としてチョコを貰うとはいえ、「お返しをしなければ」という気持ちにさせられます。
本命の人であればまだしも、相手に勘違いさせてしまう事もあるので、その場合後々気まずくなってしまう事もありますからね。
また、頂いたプレゼントが高価なモノであった場合、「お返しをする際により高価なものでなければ..!」と、見えないプレシャーをかけられてしまう人も、実は意外と多いかもしれません。
ですが、高価な品物だけを要求してくる方とは長続きしないものですし、長続き出来る財力があったとしても、それを許容できる懐の深さが無ければ、その後の関係を維持していく事は難しいものでもあります。
なので自分と価値観が似ている人や、金銭感覚が近い人同士であれば金額に限らず嬉しいものですし、時々背伸びをして良いものを贈るくらいが丁度良いものと思われますね。
贈り物を選ぶ上での4つのポイント
贈り物を選ぶ前に、まずは選ぶ上でのポイントについて触れていきます。
女性の好みをあらかじめ聞いておく
贈り物をする上での大事なポイントとして、相手が好きなものであるかという事が挙げられます。
貰っても嬉しくないものや、貰っても置き場に困る贈り物を頂いても、正直あまり喜ばれるものではありませんからね。
その女性とどの程度の親交があるかにもよりますが、気軽にお話が出来る関係であれば直接欲しいものを聞いておくのも良いです。
嫌いなモノ、アレルギーは無いか聞いておく
定番のお菓子でも貰えると嬉しいものですが、万が一アレルギーのあるお菓子を貰った場合、リアクションにも困ってしまいますよね。
万が一、場合によっては嫌味と捉えられ兼ねませんので注意が必要です。
私の知り合いにも小麦粉アレルギーの人が居るのですが、洋菓子全般に小麦粉が使われているので、選ぶものが限られてしまいました。
そのため、キャンディー、あるいはチョコといったものになってしまいますが、アレルギーがあるかないかを聞いておかないと、知らずにクッキーなどを贈る事となってしまい兼ねません。
場合によっては命にも関わってしまうほど大事ですので、事前にアレルギーがあるかどうかを聞いておく事は大切です。
また、苦手なモノや嫌いな食べ物があったらそれも避けておくべきですね。
それも直接聞かなければ分からないものでもあるので、ある程度の事前リサーチは大切です。
高価なものはなるべく避ける
人によっては喜ばれるかもしれませんが、一般的にはあまりにも高価な贈り物となってしまうと、相手の女性も委縮してしまい兼ねません。
ですので、基準としてはバレンタインデーに頂いた贈り物と同等、あるいは少し金額をプラスしたくらいが丁度良いかもしれません。
女性の目線で考える
少し辛辣な事を言ってしまいますが、女性がバレンタインデーにチョコを贈るという事は、それだけ男性に対して好意があるという事でもあります。
少なくとも最低限のマナーや清潔感があったり、女性に対する接し方が出来ている男性でないと、贈り物をする事自体ほとんど無いと言えるでしょう。
仮に社交辞令であったとしても、やはりある一定のラインというものはあるものです。
そのようなハードルを越えて贈り物をするという事は、男性に対して好印象を抱いているからでもあるので、それに見合った贈り物が望ましいと言えます。
女性の目線に立ち、感謝の気持ちを込めて贈り物をするのが喜ばれるポイントでもあります。
ホワイトデーに定番の贈り物のお菓子
バレンタインデーはチョコレートが定番となる一方で、ホワイトデーのお返しとなるお菓子は数が豊富にあります。
それゆえ、選ぶ男性側からしたらどれを選んだら良いのか悩まされるかもしれませんが、プレゼントするお菓子の意味についても知る事で、選びやすくなる事でしょう。
お菓子のそれぞれの意味
キャンディー
バレンタインデーはチョコが定番の贈り物である事に対し、キャンディーはホワイトデーの定番の一つとも言えます。
キャンディーはお菓子の中でも口の中で長時間甘さを楽しむことが出来るお菓子です。
その為、「2人の甘い時間が長く続きますように」といった意味が込められています。
特に相手が本命の女性であったり、現時点でお付き合いをしている女性であれば、キャンディーにその思いを添えて贈ると良いでしょう。
クッキー
クッキーはサクサクとした触感のお菓子です。
その為、サッパリとした関係を望むという意味合いにも捉える事が出来るので、「今まで通り友達でいましょうね」という意味が込められています。
恋人のような親密な関係とまではいかず、もっと気軽な女友達として親交を続けていきたいという意味でもあります。
その為、女友達としてであればクッキーでも構いませんが、本命、あるいは彼女に対してクッキーを贈ると少々気まずく感じられるかもしれません。
チョコ
バレンタインデーの際にはチョコを貰う事が多いですが、そのお返しとしてチョコを贈るのはあまり良いとは言えません。
チョコを贈るという事は、少なからず好意を抱いているという事でもありますので、そのままチョコをお返しするという事は、「あなたには好意はありません」と言っているようなものでもあるからです。
もし相手が望む贈り物がチョコであれば話は別ですが、バレンタインデーにチョコを貰った際に相手の気持ちを感じられたのであれば、ある意味失礼であるとも言えます。
余計なトラブルを避ける為にも、相手の好みでなければチョコは避けておく方が無難とも言えるでしょう。
マシュマロ
マシュマロもホワイトデーのお返しとして定番と思われるかもしれませんが、「正直に言うとあなたの事が好きではありません」といった意味になってしまいます。
マシュマロは食べると口の中ですぐに溶けてしまう事から、「儚いもの」といったやや残念な意味合いであるとも言えます。
ですので、本命の彼女にはマシュマロを贈らない方が賢明であるとも言えるでしょう。
相手が意味を知らなければ良いのですが、こちらもそのような意図が無いとはいえ、お返しとしてプレゼントするのはなるべく控えた方が良いかもしれません。
関連:ホワイトデーのお返し。マシュマロの本当の意味は悪いものではない?
マカロン
ホワイトデーのお返しとして、マカロンも贈り物として人気なお菓子のうちの一つです。
マカロンは元々高級なお菓子であったため、一般的にはあまり手が届きにくいお菓子でした。
最近は一般的にも普及してきましたが、本来は高級なお菓子であった事から「君は僕にとっての特別な存在」といった意味が込められています。
バレンタインデーでチョコを頂いた際に、お互い意識をしているようでしたら、お返しとしてマカロンを贈る事で相手に気持ちを伝える事となるでしょう。
ただし、意中の人以外にプレゼントしてしまうと相手に勘違いをされてしまう可能性もあるので、本命の相手以外には控えた方が良いと思われます。
関連:ホワイトデーの贈り物。マカロンにはどんな意味が込められている?
バウムクーヘン
バウムクーヘンの作り方をご覧になった事がある方は分かるかもしれませんが、樹の年輪のように何層にも生地を重ねる事によって作られるお菓子です。
その為、バウムクーヘンには「重ねる」という事から、「いつまでも幸せが続きますように」といった意味合いが込められています。
こちらもホワイトデーのお返しとして人気のお菓子なので、贈り物として贈る事で、本命、あるいは彼女、または奥さんへのプレゼントとして最適です。
キャラメル
口に含めるとミルクの甘さが口いっぱいに広がりながら、徐々に溶けていくキャラメル。
子供にも大人にも人気なお菓子で、ホワイトデーの贈り物としても評判の良いお菓子です。
キャラメルには、「あなたと一緒にいると安心する」といった意味が込められております。
その為、相手に対して好意があるというよりも、「今の関係を続けていきたい」、あるいは相手に感謝を伝える為に贈ると良いでしょう。
紅茶
ホワイトデーのお返しにはお菓子を贈るのが定番となっていますが、紅茶をプレゼントする事もおススメです。
紅茶はリラックスしたいときや、気分をリフレッシュしたい時に飲むと効果があるなど、男女問わず人気のある飲み物でもあります。
手軽さで言えばティーバッグ入りの紅茶の方が良いですが、お洒落なデザインの缶入りの紅茶もありますので、来客の際に振る舞う際にいつもよりも少し上品なもてなしが出来る事でしょう。
ちなみに、紅茶を贈る際の意味としては特に深い意味は無いとの事です。
基本的には年代問わず好まれる嗜好品でもあるので、贈り物に悩んだら紅茶をプレゼントするのも良いかもしれません。
ご自身が飲む事も出来ますし、来客時に振る舞ったり保存も利くなど、用途としても幅広く対応出来るので、お返しとしてもちょうどいいと言えます。
マドレーヌ
マドレーヌはフランス発祥の焼き菓子の一つで、ホタテの貝殻や円形といったデザインが特徴的なお菓子です。
デザインとなっているホタテは二枚貝となっている為、貝同士が重なり合う様から「より親密な関係を築きたい」といった意味が含まれております。
今の関係からステップアップしてより親密な関係を求めている事を伝えたい場合、それとなく贈り物としてプレゼントすると良いでしょう。
また、マドレーヌは紅茶やコーヒーとも相性が良いので、セットでプレゼントをするのも良いかもしれませね。
関連:マドレーヌに込められた意味とは?渡すのがNGな方や由来等について
プリン
お菓子といってもナマモノではありますが、プリンもホワイトデーのお返しとして喜ばれるお菓子のうちの一つとも言えます。
とはいえ、日持ちしないお菓子でもあるので、買ったその日にプレゼントしないといけないのがデメリットでもあります。
また、場合によっては女性が卵アレルギーの場合もあるので、プリンを贈る際はあらかじめアレルギーが無いか伺っておくと良いでしょう。
プリンを贈る際は紅茶と同様に「特に意味は無い」ので、気軽に贈っても問題はありません。
金平糖
金平糖は砂糖と下味の付いた水分を原料とした和菓子となりますが、こちらはキャンディーの一種として捉えてもらって構いません。
ですので、贈る際の意味合いとしても「2人の関係が続きますように」といったように同じ意味となります。
金平糖かつては南蛮菓子として、カステラと共にポルトガルから日本に伝えられたとされているお菓子です。
色はピンク・黄色・緑・白・水色・薄紫といった具合に、色とりどりのバリエーションがあるので、食べるだけでなく見る分にも楽しむことが出来ます。
また小粒で食べやすく、見た目ほど硬くもないですし、噛めばシャリシャリとした食感を楽しむことが出来ますので、飽きずに食べれて良いお菓子です。
カステラ
カステラはホワイトデーのお返しとしては定番ではないかもしれませんが、高級品ですので相手から喜ばれる事でしょう。
ふんわりとした食感であるため、カステラにも何かしらの意味があると思われるかもしれませんが、ホワイトデーの贈り物として印象が薄いという事もあり、こちらも「特に意味は無い」との事ですね。
上質なものですと、一箱につき6千円以上もするカステラもあるので、頂いた方は嬉しい事この上ないでしょう。
ですが一つ気を付けておきたい事は、鶏卵を使ったお菓子ですので、コチラもアレルギーが無いかを事前に聞いておく必要があります。
贈り物を貰っても食べれないのであれば、とても残念な気持ちにさせられますからね。
カップケーキ
カップケーキは他のお菓子よりもやや高価なものとなっているので、贈り物として贈る際は「あなたは特別です」といった意味が込められております。
可愛らしいサイズのものから本格的なものまでありますが、基本的にはどれも同じ意味が含まれていますので、相手の好みに合わせたものを選ぶと良いでしょう。
ラスク
カリっと香ばしい食感と風味で、おやつにもピッタリのラスク。
コチラもクッキーと似たような意味があると思いきや、「特に意味は無い」との事です。
意味は無いからこそ相手にも気兼ねなくプレゼントする事が出来ますし、余計な詮索や誤解などを受ける事なく渡す事が出来ます。
友達感覚で交流がある方へのプレゼントとしてもちょうど良いかもしれませんね。
グミ
グミは口どけを楽しむ訳でもなく、歯で噛み砕いて食べる事から、「あなたの事が嫌いです。それを分かってください」といったメッセージ性が含まれているので、正直相手からの印象も悪くなってしまう程です。
グミが好きな方で、メッセージまで気にしないという方であれば大丈夫かもしれませんが、ホワイトデーの贈り物としてはなるべく避けた方が良いかもしれませんね。
普段のおやつとして食べるのであれば噛み応えがあっておいしいのですが、下手したら印象を悪くしかねないので注意が必要かもしれません。
フィナンシェ
フィナンシェもマドレーヌと同様にフランスが起源となる焼き菓子の一つです。
こちらはマドレーヌとは違い、メッセージ性は「特に意味はない」との事なので、後々トラブルにもなりにくい事でしょう。
フィナンシェにはフランス語で「金融家」「金持ち」を意味する事から、パリ証券取引所周辺の金融街で広まったとされるお菓子です。
また、形状が金塊に似ている事もあり、ちょっとリッチで縁起物としても良さそうな気分にさせられるかもしれません。
こちらもアーモンドパウダーや卵白などを混ぜて型に入れて焼いたお菓子なので、事前にアレルギーの有無について伺っておくようにしておきましょう。
アップルパイ
やや遠回しの言い方となってしまいますが、ホワイトデーは3月14日となっている為、それに円周率を表すπ(パイ)にかけてアップルパイを食べるといったダジャレの意味があります。
そういったジョークを受け入れてくれる相手であれば良いかもしれませんが、大半は「何、それ?」と捉えられかねないので、贈り物として渡すには注意が必要かもしれません。
相手次第では白けてしまう可能性があるので、ホワイトデーのお返しとしてであれば控えた方が良いかもしれませんね。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
最後に、それぞれの贈り物の意味についてまとめると、以下のようなものとなります。
これらの中でも、特に相手に対して好意を示す贈り物にはマーカーで線を引いているので、参考にして頂けると幸いです。
キャンディー | 「2人の関係が続きますように」 |
クッキー | 「これからも友達でいましょう」 |
チョコ | 「あなたに好意はありません」 |
マシュマロ | 「正直に言うとあなたの事が好きではありません」 |
マカロン | 「君は僕にとっての特別な存在」 |
バウムクーヘン | 「いつまでも幸せが続きますように」 |
キャラメル | 「あなたと一緒にいると安心する」 |
紅茶 | 「特に意味は無い」 |
マドレーヌ | 「より親密な関係を築きたい」 |
プリン | 「特に意味は無い」 |
金平糖 | 「二人の関係が続きますように」 |
カステラ | 「特に意味は無い」 |
カップケーキ | 「あなたは特別です」 |
ラスク | 「特に意味は無い」 |
グミ | 「あなたの事が嫌いです。それを分かってください」 |
フィナンシェ | 「特に意味は無い」 |
アップルパイ | 「円周率π(パイ)にかけたダジャレ」 |
となっています。
ホワイトデーのお返しをする際に参考にして頂けると幸いです。
また、コチラの記事ではお菓子以外の贈り物についてまとめています。
こちらも参考にして頂けると幸いです。