毎年4月1日になると、一年で一度だけ嘘をついても良いとされるエイプリルフールの日が訪れます。
テレビやSNS、新聞や広告などの幅広い媒体で、企業や個人問わず嘘を言い合う日となっていますね。
この記事では、「エイプリルフールがいつから行われたの?」について、起源や由来についてまとめさせてもらいました。
また、2023年以降のエイプリルフールの曜日について一覧としてもまとめているので、そちらも参考にして頂けると幸いです。
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エイプリルフールの意味
エイプリルフールは、英語に訳すと「April fool」となります。
「April=四月」。「fool=馬鹿、まぬけ」といった意味がありますので、直訳すると四月馬鹿となりますね。
ですが英語本来の意味ですと、「四月に騙された人」といった意味になりますので、嘘をつくというよりも、嘘をつかれた側の方に焦点を当てられている事が分かります。
これは本来の意味でもある「罪のない嘘をついて人をかつぐ」といった意味から来るものとされています。
エイプリルフールとはいつから?由来は?
エイプリルフールとは欧米発祥の風習となっており、日本では大正時代に伝わったとされています。
元々の由来となったのは実のところ不明なのですが、中でも有力なのが「キリストの命日にユダの裏切りを忘れない」といった説が主流となっています。
また他にも、16世紀に当時のフランス王だったシャルル9世がグレゴリオ暦の採用に伴い、1月1日を新年の暦とした際に、市民が反発した事がきっかけであるとも言われています。
当時のフランスでは3月25日を新年の暦とし、4月1日にかけて春の祭りを開催していた事から、4月1日の事を「嘘の新年」として騒ぎ立てたという説もあります。
ですが、いずれも起源となる確証はありませんので、実のところエイプリルフールのルーツは不明との事です。
嘘をついて良いのは何時まで?
イギリスでは、オークアップルデーに倣い、エイプリルフールの嘘をついて良いのは4月1日の午前中までとなっています。
加えて、午前中についた嘘のネタバラシはその日の午後に行うといったルールがあります。
これはイギリスを中心とした地域で浸透している風習となっていますが、それ以外の国では時間の期限というものは無く、4月1日であれば一日中嘘をついても良いという事になっています。
日本においても午前中だけという認識はありませんので、当日であれば嘘をついても問題ないといったところでしょう。
エイプリルフールでついてはいけない嘘
仲間内であれば許されるかもしれませんが、公に向けて発信する場合実害が伴う恐れがありますので気をつける必要があります。
コチラでは、エイプリールフールとは言えども、ついてはいけない嘘についてまとめました。
人を傷つけてしまうような嘘
誰かを乏したり、その人にとって身に覚えのない事をあたかも本当のように言いふらす事は、たとえエイプリルフールだからと言って許されるものではありません。
ですので、相手の人格や身体的な特徴などを否定するような嘘はつかないようにしましょう。
人を不快な気持ちにさせてしまう嘘
人を楽しませる嘘であれが歓迎されますが、人の気分を害するような嘘はいけません。
品の無い嘘であったり、トラウマともなりかねない嘘であったりと、一般常識的にも好ましく無い嘘は多々あります。
いかに人を楽しませられる嘘をつけるかが肝心なので、自分の評価を落とすような嘘はつかないようにしましょう。
人に迷惑をかけたり、事故や犯罪に繋がりかねない嘘
例えばTwitterで人身事故で電車が遅延しているなど、実際には起こってもいない事故をさも本当に起きているように呟くのはNGです。
もし万が一鉄道会社から訴えられた際には負けてしまいますので、遊び半分でそのような嘘はつかないようにしましょう。
どのような嘘なら良いの?
人を楽しませる嘘
思わずクスッときてしまうような嘘であれば、人を楽しませる事が出来るでしょう。
もっとも、その人のお笑いのセンスが伴いますが、上手くいけば自身の評価を上げる事にも繋がるかもしれませんね。
ユーモアセンスのある嘘
人を楽しませるような嘘である事に越した事はありませんが、少し捻りを入れたり、ジョークを加える事でセンスのある嘘をつく事ができます。
やや大喜利のようなものとなってしまいますが、お笑い芸人さんらを見ると、そのセンスに感動を覚える事もあります。
また、企業がお金をかけて広告を作るなど、本腰を入れていかにセンスのある嘘に仕上がるかがその企業の度量であるとも言えるかもしれませんね。
2023年以降のエイプリルフールの曜日
2023年(令和5年) | 土曜日 |
2024年(令和6年) | 月曜日 |
2025年(令和7年) | 火曜日 |
2026年(令和8年) | 水曜日 |
2027年(令和9年) | 木曜日 |
2028年(令和10年) | 土曜日 |
2029年(令和11年) | 日曜日 |
2030年(令和12年) | 月曜日 |
2031年(令和13年) | 火曜日 |
2032年(令和14年) | 木曜日 |
まとめ
エイプリルフールの由来などについてまとめさせてもらいました。
なんでも嘘をついて良いというわけでは無く、人を楽しませたりセンスのある嘘をつけると良いですね。
それでは当日は楽しい一日をお過ごしください。