夜遅くまで外出して終電を逃した場合、救いの手となるのがカプセルホテルです。
カプセルホテルは慣れれば快適な滞在ができますが、初めて利用する際には疑問が多いこともあるでしょう。
一方、ビジネスホテルは常にビジネス旅行者にとってお馴染みです。
そこでこの記事では、カプセルホテルとビジネスホテルの違いを明らかにし、それぞれの利点と欠点を比較してみました!
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カプセルホテルとビジネスホテルの違い
最近ではカプセルホテルとはいえど、多種多様なサービスが展開されるようになりました。
場所によっては「これがカプセルホテルなの!?」と思えるような施設もありますし、中々侮れないものです。
ですが、一般的にいえばまだビジネスホテルとカプセルホテルとでは違いが出てくるものです。
スペースの違い
ビジネスホテルは通常のホテルの部屋のような広さを提供しています。
対照的に、カプセルホテルは畳1枚分の高さが約1メートルほどのコンパクトなスペースである事が多いす。
足を伸ばした状態で快適に眠る事が出来るかに大きな違いが出てきます。
価格の違い
宿泊する際、ビジネスホテルには割引プランや高級なカプセルホテルなど、多くの選択肢があります。
ただし、一般的に宿泊料金はビジネスホテルの方が高い傾向があります。
ビジネスホテル:5,000円から10,000円程度
カプセルホテル:2,500円から4,000円程度
風呂とトイレ
ビジネスホテルでは、風呂とトイレは通常、個室内に専用ユニットが備わっているため、独占的に利用する事ができます。
一方、カプセルホテルではこれらの設備が共用スペースとなります。
ビジネスホテル:個室内に設備あり
カプセルホテル:個室内に設備なし(共用スペース)
男女別の宿泊エリア
一般的に、カプセルホテルでは個室に鍵がないため、男女別のフロアやエリアが設けられています。
一方、ビジネスホテルでは個室に鍵がついているため、同じフロアであっても性別による区別は通常行われません。
ビジネスホテル:個室に鍵がついており、性別によるエリア分けは一般的でないこともある
カプセルホテル:個室に鍵がないため、男女別のフロアが一般的
連泊について
ビジネスホテルでは、連泊の際にもチェックアウトの手続きは必要ありません。
しかし、カプセルホテルの場合、通常は一度チェックアウトしてから再度チェックインする必要があります。
ビジネスホテル:チェックアウトの必要なし
カプセルホテル:一度チェックアウトが必要
カプセルホテルの長所と短所について
カプセルホテルの利点と欠点について詳しく探ってみます。
カプセルホテルの長所
カプセルホテルの最大の利点は、その料金です。
通常、ビジネスホテルに比べて料金が低いため、手軽に利用する事ができます。
共同の風呂とトイレを利用する点はありますが、単に寝るための宿泊としては十分な快適さがあります。
また、寝るためのスペースが狭くても、一畳ほどのプライベートスペースを持つことができることは安心感を提供します。
カプセルホテルの短所
カプセルホテルの短所として、狭さ、セキュリティ、および騒音が挙げられます。
カプセル内にはライト、目覚まし時計、テレビ、ラジオなどの最低限の設備は完備されていますが、隣室との距離がほぼゼロとなっているのがデメリットです。
寝ながらこれらの設備を利用できるのは便利ですが、寝るスペースが布団1枚分の狭さを持つため、狭く感じることがあるかもしれません。
また、プライバシーやセキュリティ面で不安を感じることもあります。
他にも、カプセル内にはプライバシーを確保するための鍵がないため、貴重品はロッカーに保管する必要があります。
さらに、他の宿泊者のカプセルが上下左右に隣接しているため、他人のいびきや通路を歩く音、足音が聞こえることがあります。
閑散期であればそこまで気にならなくなるかもしれませんが、神経質な方にとっては、これらの要因が安眠を妨げる可能性があるかもしれません。
ビジネスホテルの長所と短所
ビジネスホテルの利点
ビジネスホテルの最大の利点は、カプセルホテルと比較して広い個室を提供していることです。
個室にはベッド、デスク、風呂、トイレなどが備わっており、充実した設備が整っています。
また、個室に鍵がついているため、セキュリティも確保され、完全なプライベート空間を享受できます。
ビジネスホテルの短所
ビジネスホテルの短所は、宿泊料金の高さです。
カプセルホテルと比較すると、場合によっては宿泊費が倍以上になる事もあったりと、上限を見るとキリがありません。
快適さは確かに提供されていますが、予算を節約したい人にとっては高額に感じるかもしれません。
他にも、ビジネスホテルで高額な宿泊料を支払ったにもかかわらず、エアコンの効きが悪かったり、部屋の壁が薄かったりして不満が生じることがあるかもしれません。
ただし、これらの問題はカプセルホテルの場合にも完全に回避されるわけではありません。
まとめ
カプセルホテルとビジネスホテルの長所・短所についてまとめました。
宿泊施設によって、また宿泊する具体的な部屋によっても条件や状態は異なることを覚えておくべきです。
それぞれの良し悪しを踏まえた上で、用途にあった利用をされてみてくださいね。