街中がイルミネーションで色付くクリスマスシーズン。
毎年この時期になると、至る所でクリスマスにちなんだ飾り付けや音楽で溢れかえる事でしょう。
クリスマスには「クリスマスイブ」と「クリスマス」当日の2日間あります。
⇨クリスマスはなぜ12月25日なの?意味や理由についてご紹介!
中でも「クリスマスイブ」はどちらかと言えば特別感があるように思えますね。
そこでふと気になったのが、「イブ」と「イヴ」どちらの発音が正しいのかという事でした。
人によっては「イブ」と書く人もいれば、「イヴ」と書く人も少なくありません。
ネイティブの発音を元にすると「イヴ」の方が多く使われるように思われますが、実際のところどうなのか調べてみました。
この記事で参考になる箇所がありましたら幸いです。
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クリスマスイブはどんな日?
クリスマスイブについて簡単に触れておきますと、毎年12月24日に祝われる日で、クリスマス(12月25日)の前夜です。多くの国々で、家族や友人と過ごし、祝祭的な食事を楽しむ日とされています。
この日は、キリスト教徒にとってはイエス・キリストの誕生を祝う重要な日の前夜という意味合いがあります。また、子供たちにとっては、サンタクロースがプレゼントを持ってくると信じられている特別な夜でもあります。
クリスマスイブは、多くの場所で特別な礼拝やミサが行われ、家庭や教会での祈りや歌、物語の共有などが行われます。また、街のイルミネーションや飾りつけが行われ、祝祭の雰囲気が高まります。
日本人は「イブ」と発音する人が圧倒的に多い
「イブ」と「イヴ」の違いの前に、Googleトレンドで調べてみたところ、「クリスマスイブ」と検索する人の割合が圧倒的に多いという事が分かりました。
これは過去のデータを元にしたものですが、ほとんどの人が「イブ」と書いているという事と思っても良さそうです。
出典:Googleトレンド
赤が「クリスマス イブ」
青が「クリスマス イヴ」
このように、クリスマスシーズンが近づくと検索されているのが見て分かりますね。
確かに、日本語で発音した際は「イブ」の方が発音がしやすいという事あるかもしれません。
ちなみに、地域別に見てもこのような結果となりました。
出典:Googleトレンド
見事に日本中真っ赤です。笑
全国的に見ても「イブ」と発音する方が圧倒的に多いという事が分かります。
ですので、一般的には「イブ」と書いて問題は無さそうです。
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英語で書くと eve
英語で書くと「eve」なので、どちらかと言えば「イヴ」と表記するのが正しいものと言えるでしょう。
「v」を日本語で当てはめると「ヴ」の方がより元の発音に近いと言えますね。
多くの人が「イブ」と書く理由
ではなぜ日本人の多くの人が「イブ」と書くのでしょうか?
その理由について、考えられることについてまとめてみました。
書きやすいから
カタカナの「ヴ」を使うよりも、「ブ」の方が日本語として使える単語が多く見られます。
日常生活でも「ヴ」を使った単語を目にする機会はそこまで多くないですね。
それに対して「ブ」はブタ、ブロッコリー、ブリ、ブッダ、カリブ etc..
など、数えればキリがないほど数多く見られます。
見る機会が多いという事は、それだけ使われている単語でもあるので、「ブ」の方がより身近な文字と言えるでしょう。
それゆえ「イブ」と書く事に抵抗が少ないと言えます。
キーボードで打ちやすい
パソコンで日本語の文章を書く際は「b」と比べて「v」はあまり使わないといって良いかもしれません。
どちらかと言えば「ブ(b)」の方が多用されますし、「ヴ(v)」は使われる回数が少ないです。
例として挙げるとヴァイオレット、ヴィンテージ、ヴィクトリーなど。
アルファベットで英語のスペルを打ち込む際は「v」はそう珍しいものではありませんが、日本語の場合ですと少ない傾向にあります。
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なぜ「ブ」と「ヴ」の表記があるの?
これに関しては一説によると、「ヴ」を使った方がなんとなく外国感が出てオシャレだからといった理由が挙げられます。
例えば
「バイオリン」と「ヴァイオリン」
はどちらも同じ楽器のことを言いますが、文字を変えても意味は変わりません。
「ヴァイオリン」と書いたからと言って高価なものになるという訳でもありませんからね。
ではなぜ異なる表記があるのかと言うと、「ヴァイオリン」と書くと同じ意味なのにイメージが少しカッコ良く感じられると言う事が挙げられます。
つまりイメージの問題で、ちょっと洒落て書く場合に用いられる事が多いという事です。
一般的には「バイオリン」で通っているので馴染み深いと言えますし、なおさら「ヴァイオリン」と書いた方が高貴な印象を受けるような感じがします。
クリスマスイブはいつからいつまで?
12月24日がクリスマスイブと世間一般では認識されていますが、実は時間帯によって意味合いが変わるという事をご存知でしょうか?
キリスト教徒の間では、無宗教の方とは異なり、12月24日の日没から12月25日の明け方までがクリスマスイブとされています。
宗教色の薄い日本では24日に祝われていますが、一大イベントとなっているクリスマスが、元々はキリスト教からの由来であることを認識しておくと良いでしょう。
⇨クリスマスイブはいつからいつまで?由来や海外との比較について
クリスマスイブとクリスマスの違いとは?
クリスマスイブとクリスマスがありますが、両者はどのような違いがあるのでしょうか?
世間ではクリスマスイブの方が盛り上がっている印象を受けますが、クリスマスの方はやや落ち着いた印象であると捉えられるかもしれません。
また、クリスマスイブの事をクリスマスの前夜として捉えている方も多くいるようですが、前夜ではなく始まりとされています。
⇨クリスマスは24日?25日のどちらが正しい?イブとの違いって?
まとめ
クリスマスの「イブ」と「イヴ」はどっちが正しい使い方かについてまとめてみました。
日本では特に「イブ」の方が馴染み深いので、一般的にはこちらを書いても問題は無いものと思われます。