毎年、節分になると「鬼は外。福は内」という掛け声と同時に家の内外に豆をまき、邪気を払う風習があります。
子供の頃に小学校で伝統行事として豆まきに参加した経験があるという方も多いのではないでしょうか?
豆まきが終わった後、自分の歳の数だけ豆を食べる事で、家族が健康に過ごしていけるようにと願い、行われていた行事となっています。
この記事では、節分の日に豆まきをする理由を振り返りつつ、例外として豆まきをしなくても良い苗字の人について触れてみました。
風習についての理解を深めると、より日本の文化や行事に対する興味が湧いてくるかもしれませんね。
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豆まきはなぜ行う?
節分の時期は季節の変わり目でもあるので、それに伴い病気や体調不良に陥りやすくなる方、少なくないと思います。
急激な気温や気圧の変化に伴い、自律神経が乱れてしまい、心身に影響を与えてしまう事となり兼ねません。
頭痛や体温調節機能が上手く働かず、普段の生活をするのにも一苦労となってしまいます。
そんな季節の変わり目の時期に家族皆の健康を願い、家の中にいる鬼を退治する事で病気や禍を祓う事が豆まきを行う理由となっています。
豆にほ「魔(ま)」を「滅(め)」するといった意味がありますので、節分の日には豆をまくといった風習となりました。
豆まきをしなくていい人の苗字は?
節分の日に豆をまく事で病気や災いを退けるとされていますが、特定の苗字の人は豆まきに参加しなくとも、体調不良や病気にかかりにくいとされています。
それが「渡辺(ワタナベ)」「坂田(サカタ)」という苗字の人であると言われています。
ワタナベさんとサカタさんはなぜ豆まきをする必要が無いの?
かつて渡辺綱、坂田金時らによって、京都で大暴れしていた酒呑童子(しゅてんどうじ)と呼ばれる最大最強の鬼が退治がされた際に、それぞれの苗字を持つ後の子孫にまで恐れられるほど影響力があった事が由来となっています。
平安時代の当時の武将、源頼光によって命を受けた両者によって、最大最強と言われていた酒呑童子を退治したという事は、それだけ大きな出来事であったとも言えるでしょう。
(坂田金時は幼い頃、童話『金太郎』の主人公となった人物です。漫画「銀魂」の主人公坂田銀時のモデルとなる人物でもありますね)
現代ではワタナベさんもサカタさんも豆まきをしている?
鬼から恐れられている渡辺・坂田性の子孫が節分の日に豆をまく必要が無くても効果があるとは言え、豆まき自体をしてはいけないという訳ではありません。
現代ではそういったルーツの伝承が途切れてしまうなど、そもそもそのような由来を知らないという渡辺、坂田さんは全国に少なからず居るのかもしれませんね。
豆まきをする事でもしかしたら多少の効果はあるかもしれませんが、先祖のご加護によって守られているのはうらやましい限りです。
渡辺以外のワタナベさんも豆まきをする必要が無いの?
「ワタナベ」性には「渡辺」以外にも「渡部」「渡邊」「渡邉」といった漢字の違いがありますが、どのワタナベさんでも豆まきをしなくても問題は無いみたいです。
また、「サカタ」性も同様に「酒田」「阪田」性の方も問題は無いでしょう。
まとめ
節分に豆まきをしなくてもいい人の苗字について、まとめさせてもらいました。
自分の苗字のルーツを辿ってみると、意外な人や歴史に通じる事もあるので、興味の赴くままに調べてみると面白いかもしれません。
そこから新たな発見や今後の展望に広げていく事もできるかもしれませんよ。
それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
コチラの記事が参考になれば幸いです。