ニートの期間が長引けば長引くほど、社会復帰する事が難しくなってしまいます。
家に引きこもるような生活が続いてしまうと、時間だけが過ぎてしまい、将来の選択肢がより狭まってきてしまう恐れもあります。
『ニートになってしまう理由は人それぞれ』ありますが、何かしらの収入源が無ければ将来立ち行かなくなってしまう事でしょう。
この記事では、ニートを脱出できない理由と、ニートを脱出していく上で必要な事についてまとめています。
あなたにとって参考になる箇所がありましたら幸いです。
スポンサーリンク
ニートを脱出できない理由
人間関係にトラウマを抱えている
ニートが働きたくない理由として挙げられるのが、過去の人間関係のトラブルによって対人恐怖症となってしまった事が挙げられるでしょう。
対人関係の悪化やイジメなどを受けてしまい、人付き合いが苦手だと思い込んでしまうもの。
人間関係で一度躓いてしまうと、「自分はなんてダメなんだ…」などと思い込んでしまうようになり、それが長引くと悪循環となってしまう恐れがあります。
それにより、社会復帰が長引いてしまい、ニート期間もそれに伴い長期化してしまう事にも繋がりかねません。
そうならない為にも、早めの対策が必要となってきます。
働きたくないと思っている
日本では働く事=美徳とされていますが、働く事に対して否定的な人も一定数存在します。
先ほどの人間関係もそうですが、「そもそも働きたくない」という人も一定数いるようです。
長引く不況によって働いても上がらない賃金に加えて、重くのしかかる税金や生活費の高騰など、今の日本では働いても報わる事が少なくなっているのも事実としてあります。
このような背景からか、「働いたら負け」という思想を持つ人も現れるようになり、働かずに生活は保護を受給する事を選択する人も一定数いるようです。
(※生活保護の受給には審査がありますので、必ずしも全ての人が通る保証はありません)
そういった方が今後予備軍となり得る可能性は大いにあり得るものです。
【関連記事】
ニートを脱出するために必要な11の行い
現実問題として、自身の将来を考えた際にお金の問題は付きまとう課題となっています。
今後の生活がかかっていますので、何かしらの収入を得る為にも、まずは仕事を始めてみる事がスタートラインとなり得てくる事でしょう。
日光を浴びるようにする
社会復帰を果たすためにも、まずは些細な事から挑戦してみる必要があります。
家に引きこもる生活が続くと、次第に健康状態だけでなく性格も塞ぎがちとなってしまうものです。
なのでまずは外出し、外の空気を吸う事から始めてみると良いでしょう。
日光に当たる事で体内のセロトニンが増加し、精神の安心安定、頭の回転を良くするなどと言った良い効果をもたらす事となります。
ポジティブなイメージを持つ為にも、1日10〜15分程度でも良いので日光を浴びる事が望ましいと言えるでしょう。
なるべく人とコミュニケーションを取るようにする
仕事をする上で、他者とのコミュニケーションは必須となります。
単調な作業であっても、最低限の会話は必要になりますので、働き始める前に人と接する練習をしておくと良いでしょう。
その為にも、まずは身近な家族や友人、あるいは職業訓練施設の職員の方など、話す機会を設けておくと良いです。
人との対話に慣れておく事が社会復帰の第一歩となり得てきます。
ニート期間中に自己分析をしておく事
何もせずにニート期間が延びれば延びるほど、社会との距離が大きくなっていきます。
ですがそれは全部悪いという事でもなく、自身を見つめ直す上で必要な時間であると捉えていく事で、物事を前向きに考えていく事も出来るでしょう。
自分が好きだったこと、得意だったことを振り返り、それらが仕事にどう活かせるかを考えていく事にも繋がります。
そうする事で、自分の能力とマッチした企業を見つける事の助けにもなる事でしょう。
ニート期間中に資格の取得する事
ニート期間中、通常は働いている人と違って膨大な時間があります。その間に将来的に役に立つ資格の取得をしておくのも一つの手段としてあります。
「資格」と聞くと予備校に通う必要があるとイメージされがちですが、中には独学でも取得可能な資格もあるので、始めてみると良いかもしれません。
資格を取得した暁には自信にも繋がってくるので、まずは勉強を始めてみると良いでしょう。
ただし、資格を取得したとはいえ、内定をもらう事の決定打になるとは限らないという事を頭に置いておく必要があります。
志望する企業の内定を得る為には、コミュニケーション能力や実務能力などが重視されます。資格を取得したからと言って安心できませんので、アルバイトや短期の仕事などで実務経験を得る事も検討していけると良いでしょう。
転職エージェントからのアドバイスを聞く
転職エージェントを活用する事で、自分に合った仕事を見つけるきっかけにもなり得ます。転職エージェント中にはニートの方向けに特化したエージェントもあるので、遠慮なく伺ってみると良いでしょう。
自身を見つめ直すきっかけを得た後、どのような企業とマッチ出来るかはその道のプロに聞いてみた方が就職活動をスムーズに行っていく事にもなり得てきます。
【関連記事】
⇨転職支援サービスとは?利用するメリットや利用方法についてご紹介
未経験OKの求人を探す
ニート期間が長ければ長いほど、就職をする上でのハンデになってしまいます。
そこで仕事を探す上で未経験OKの求人から探していく事をオススメします。
こういった求人は、仮に空白期間があっても仕事をする姿勢を見せる事によって、懇切丁寧な指導をしてもらえる事が出来ます。
未経験の分野に関しては誰もが初心者となり得ますので、仮にニートであったとしても同等な指導を受ける事が出来る事でしょう。
【関連記事】
⇒ニートでも就職出来る人と出来ない人とは?将来の為に今できる事
⇒ニート向けの就職支援サービスとそれ以外の収入を得る方法について
アルバイトを始めてみる
ニートから抜け出す第一歩として、アルバイトを始めてみる事もおススメです。
アルバイトであれば正社員とは違って仕事に対する責任や負担も少ないですし、週2~3日など少ない頻度で始められる事も出来ます。
それを1日8時間労働を1カ月間する事で、月収10万円ほど稼ぐことも出来ますので、収入がゼロだったニートから大きな進歩であると言えるでしょう。
【関連記事】
⇨アルバイトの求人募集をネットで探す際に気を付けたい8つの注意点
短期でできる仕事から始めてみる
ニートを脱出する上で、あらかじめ「この期間だけはしっかりと働く」と心に誓う事で、その目標を達成するための努力をする事が出来ます。
働く事に対して抵抗があっても、ニートの状態が長引けば長引くほど金銭的にも追い込まれていくものです。
それならば一定期間だけはしっかりと働き、生活していく上での貯蓄を貯めておいた方が精神的にもゆとりが出てくる事でしょう。
短期の仕事を始めては辞めるといったサイクルを続けていく事で次第に安定を求める事となり、正社員になる為に必要な努力をしていくきっかけにもなっていくかもしれません。
【関連記事】
⇒派遣社員になる4つの利点。多様化する働き方にマッチした生き方
在宅でできる仕事を始める
ニートの中には、会社で働く事に対してどうしても前向きになる事が出来ず、日々悶々としてしまう人も居る事でしょう。
人間関係に苦労した経験があったり、仕事内容がブラックすぎて働く意欲が湧かないという方も居るかもしれません。
その点、家に居ながらでも出来る仕事であれば、無理して外出する必要はありませんし、自分のペースで仕事をしていく事も出来ます。
外で働く事に抵抗があるようであれば、家に居ながらでも出来る仕事をしながら収入を得ていく方法を模索していく事も良いでしょう。
【関連記事】
⇒【在宅ワーク13選】自宅に居ながらできる仕事やお金を稼ぐ手段
⇒在宅ワーク。ネットを通じて自宅でできる仕事の魅力や特徴について
自分は無能だと思い込まない事
職歴に空白期間が増えるほど、就職する上で不利になってしまいます。
社会から距離が離れれば離れるだけ、自己肯定感が育まれず、自身を無能とレッテルを貼ってしまいがちです。
ですが世の中には人手不足で困っている会社もあるので、仮に未経験であっても親切丁寧に指導してくれる会社もあります。
たとえ経験が無い仕事であったとしても、一つずつ仕事を覚えていく事でいずれは会社にとって必要な人材になってくる事でしょう。
内定をもらえなくても諦めない事
就職活動をしてみるものの、ニートである期間が足かせとなってしまい、思うように進まず苛立ちを感じるかもしれません。
10社受けて1社も受からない事もありますし、場合によっては20社、30社以上受けても思うように決まらない可能性もあるでしょう。
そんな時は客観的な意見を聞いたり、周囲の人の意見に耳を傾ける事によって思わぬところから突破口が見出される事も十分にあります。
就職活動に疲れた際は、焦らずそれにとらわれない様にする心構えが大切です。
まとめ
ニートが経済的に自立する上で必要な行いについてまとめさせてもらいました。
将来の事を考えると、1日でも早い社会復帰が大切なので、少しでも動けるようにしておいた方が良いです。
この記事があなたにとって参考になる箇所がありましたら幸いです。