みなさんご存知のように、サンタクロースは全身を赤い衣装に身を包んだ人物ですね。
白いヒゲがトレードマークで、トナカイのソリにまたがり、クリスマス・イヴの夜に子供たちにプレゼントを届けてくれる存在として知られています。
子供の頃、クリスマス当日の朝になると枕元にプレゼントを置きに来てくれるサンタさん。私は子供心ながら、当時は嬉しかった記憶があります。
人によってはサンタクロースの存在を信じていない子も居ましたが、私自身は小学校に上がるくらいまでは信じていました。笑
この記事では、そんなサンタクロースという存在がいつからあったのか?そしてサンタクロースの出身はどこなのかについて調べてみた事をまとめてみました。
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サンタクロースの起源
サンタクロースという存在は1920年代にアメリカで広まりました。ルーツは今からおよそ100年前なので、世界各地で戦争が行われているさ中です。
しかし、サンタクロースの起源となったのは遥か昔となり、およそ4世紀ごろにまで遡る事となります。
その当時、東ローマ帝国である小アジアのミラの司教であった教父聖ニコラオスの伝説が有力であるとされています。
聖ニコラオスは学問の守護聖人としてあがめられており、アリウス派と戦った偉大な人物でもありました。
その為、ニコラオスは死後、信仰の模範となる聖人としての地位にまであげられ、「聖ニコラオス」という呼称となったのです。
これをオランダ語に訳したのが「シンタクラース」となり、時代を経て現在の「サンタクロース」として定着する事になりました。
サンタクロースのモデルとは?
サンタクロースの起源となったのは前述した聖ニコラスが関係しているとされていますが、赤い衣装とトレードマークとなった白いひげなどのデザインはシンタクラースが元となっています。
シンタクラースとは、老齢で威厳がある人物で、赤い衣装を身にまとい顔全体を白いひげでおおわれているシルエットをしています。
身にまとう衣装などのシルエット的には似ておりますが、サンタクロースと違ってトナカイでは無く白馬にまたがるようです。
シンタクラースは「シンタクラースの書」という赤い大きな本を所持しており、そこにはそれぞれの子供が過去一年間の行いが記録されているとの事です。
そして過去一年を振り返って善い行いをしてきたか、それともいたずらを重ねて悪い行いをしてきたかが一目で分かってしまうようですね。
サンタクロースが良い子にしていた子供の元にだけプレゼントを届けるといったルーツはそこから来ているとの事です。
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サンタクロースの出身はどの説が有力?
サンタクロースと聞くと、恐らく多くの人はフィンランドなど北欧の寒い地域が出身といったイメージを持たれるかもしれません。
あるいは、グリーンランドといった説も挙げられるかもしれませんね。
前述したように、サンタクロースの起源や元となった聖ニコラオスという人物は存在しています。
しかし一方で、サンタクロースの存在が定着した事に関してはやや異なる意味合いがあるのかもしれません。
たとえば、フィンランドには「サンタクロース村」が存在しており、国中で「サンタクロース出身地はフィンランド!」と新聞によって広められた事もあるようです。笑
また、グリーンランドには「400歳を超える長老のサンタクロースが住んでいる」といった主張もあり、それに基づいて「グリーンランド国際サンタクロース協会」の設立もされております。
この事から、それぞれの国がお互い主張を続けている為、サンタクロースの出身地は明確にされていないのかもしれません。
個人的には「サンタクロースはみんなの心の中に存在している人物なのでは?」といった、当たり障りのない落としどころに留めておこうと思います。笑
まとめ
サンタクロースのルーツについてまとめてみました。
一年に一度クリスマスイヴの夜にプレゼントを持って現れるサンタクロースという存在は、子供ながらに心躍らせる人物でした。
大人になった今、そういった夢のある存在をどこか心の隅にでも留めておきたいなと思わされます。