成人式に出席する事は、社会人としての自覚を持っていく上での通過儀礼として今日でも続いております。
成人式に出席する事は必須という訳ではありませんが、地元の同級生らと会う事が出来る日でもあるので、久しぶりの再会に心を躍らせる事もある事でしょう。
成人の年齢も時代と共に変化しており、今日では成人は18歳となりましたね。
高校卒業と共に、成人の仲間入りをする事となったので、未成年でいられる時間というものがより貴重な時間であるものと思わされます。
この記事では、「成人式に参加する新成人の年齢がいつから18歳になったのか?」についてや、海外の成人年齢を交えつつ記事にまとめてみました。
参考になる箇所がありましたら幸いです。
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成人式はいつ行われる?
成人の日の由来を辿ると、奈良時代から行われていた「元服(がんふく)」が由来となっている事をご存じでしょうか?
かつて元服は小正月に行われていた為、それに伴って成人の日は1月15日と定められていました。
その後、成人式は毎年決まった日にちに行われるのではなく、現在では1月の第2月曜日と定められています。
コチラの記事でも書かれていますが、今から20年ほど前の1999年までは1月15日が成人の日として定められていました。
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その後の法改定により成人式の日程が1月の第2月曜日となったので、割とつい最近の話でもあります。
成人式に参加する年齢が18歳になったのはいつから?
成人年齢が20歳から18歳となりましたが、法改定により変わったのは2022年の4月1日からです。
それまでは明治時代から約140年間にわたって成人年齢が20歳でしたが、これからは18歳の時点で投票権を得られる年齢として、政治に参加する事が出来るようになりました。
この出来事は歴史の転換点のうちの一つとも言えますし、法改定によって今後の若者の意識の変化についても変わってくるかもしれません。
成人年齢が18歳なのは日本だけではない?!
世界規模でみると、アメリカやイギリス、カナダ、イタリア、オーストラリア、スイス、スペイン、ドイツ、オランダなど、主要の国々でも18歳が成人年齢となっています。
(※アメリカとカナダは週によって成人年齢が19歳や21歳の地域もある)
今回、日本が成人年齢を18歳に引き下げたという事は、世界の流れに沿う形で年齢が引き下げられたと言っても過言では無いようですね。
現在はインターネットによる情報収集が容易になった背景もあり、若い時期から世界中の様々な情報を得る事が出来ますので、その分視野が広がった事もあると言えます。
社会に対する問題意識や課題についての意識や責任をなるべく早い段階から持つことで、今後の社会の在り方や、改革していく上で牽引していく人材となる事を期待されています。
成人年齢が19歳の国もある
成人年齢が18歳、20歳の割合が多い中で、唯一OECD加盟国の中で韓国は成人年齢が19歳となっています。
以前は韓国の成人年齢も日本と同様20歳となっていましたが、他の法律との釣り合いや、多くの国が18歳に引き下げられる中、反映されたものとなっています。
他の国と足並みをそろえて変わるのではなく、一歩引いた場所から様子を見るような姿勢が伺えるので、今後の流れも気になるところです。
まとめ
成人年齢が引き下げられる事によって、10代の内から社会を意識した生き方を考えさせられる事となりました。
地球温暖化や人口問題、高齢化問題などの様々な問題を抱えている現代社会ではありますが、若い世代と共に今後の社会の在り方について課題を解決していく事となりそうです。
特に日本においては今後高齢化社会が加速する中で、若年層の負担や責任が増す一方となり得てきます。
若々しい感性と物事に対する吸収力が強いからこそ、社会の変革を担う世代が育まれる事を期待していきたいですね。