日本の春イベント。季節の行事や春の二十四節気など27選まとめ

春 季節・行事

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春と言えば、別れや旅立ちがあると共に、新たな出会いや物事をスタートさせる時期として丁度良い季節でもありますね。

外の気温はまだ肌寒さが残るものの、各所では桜の開花や新たな芽の息吹を感じられる事でしょう。

春は新年度の始まりでもありますので、新たな気持ちで新生活を始める上でも適した時期となります。

この記事では、日本における春に行われるイベントや年間行事についてまとめています。

日本の文化やイベントを再確認する上で、参考にして頂けると幸いです。

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春はいつから?

気象庁の定義づけによりますと、春の期間は毎年3月から5月にかけての期間となっています。

暦上では2月4日ごろの立春が春となっていますが、正直まだまだ気温は1月の下旬の頃と変わりませんので、春の訪れを実感する事は難しかもしれませんね。

どちらかと言えば寒さのピークを過ぎたと言い換えた方が正しいのかもしれません。

その為、春は3月から5月にかけての期間の事を指すものと考えて良いでしょう。

春に行われる年間行事やイベント21選

寒い冬から徐々に春めいてくるこの時期には、季節にちなんだイベントや行事が日本各地で行われております。

この項目では主に伝統行事や文化についてまとめておりますので、日本文化を再確認する上での気づきとして頂けると幸いです。

3月の行事・イベント

ひな祭り

ひな祭り

日程:3月3日

女の子が居る家庭では、ひな祭りの日に女の子の成長と幸せを願う風習があります。

ひな祭りは桃の節句となっており、各家庭ではひな人形を部屋に飾り、家族や親族らにちらし寿司やはまぐりのお吸い物といった料理を振る舞います。

ひな祭りは元々中国から伝わった五節句の一つで、別名「上巳(じょうし)の節句」とも呼ばれています。

春休み

期間:小中高等学校 3月下旬~4月上旬、大学 2月上旬~3月下旬

学生の方々にとって、長期休暇の一つとして春休みがあります。

といっても、小中高校生と専門学校・大学生の春休みの期間は大きく異なります。

小中高等学校は10日程度となっていますが、専門学生、あるいは大学生の場合ですと約2カ月程度とかなり期間が長いという事が分かりますね。

この期間を利用してアルバイトをしてお金を稼いだり、資格や運転免許を取得するなど人によって時間の使い方は様々です。

長期休暇をダラダラと過ごすのではなく、どのように使うかによって将来への備えていく大切な期間でもありますね。

【関連】

大学の春休みの期間はどのくらい?
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卒業式

日程:3月下旬

卒業式は慣れ親しんだ校舎や友人、先生らとのお別れの日となります。

それと同時にそれぞれの新たな門出を祝う日でもありますので、切なくもありますが、新たな日々に向けてエールを送る日でもあります。

お水取り

日程:3月13日

お水取りとは奈良県の東大寺二月堂で行われる一行事となっています。

仏様の前で心身を清めた僧が宝号を唱えながら荒行によって懺悔をし、天下案穏などを祈願する事となっています。

お水取りは752年に良弁の高弟実忠によって始められたとされ、かつては天災や反乱などは国家の病気とされており、その病気を取り除くために行われた宗教行事として行われてきました。

ホワイトデー

贈り物

日程:3月14日

ホワイトデーはバレンタインデーのお返しとして、今度は男性から女性に対する感謝の気持ちを込めて贈り物をする日として制定されています。

日頃の感謝を込めて、お世話になった方へのお返しとして気持ちのこもったお菓子や品物を贈ると、今後も良い関係を築いていく事となるでしょう。

関連:

贈り物を渡すベストなタイミングについて
ホワイトデーのお返しとなるお菓子17選
お菓子以外の贈り物8選ご紹介

お花見

春

期間:3月上旬~4月上旬

各地の開花時期によって異なりますが、桜の木を眺めながら家族や会社の同僚らと食事をしたりお酒を飲んだりと、皆で楽しく過ごす風習がありますね。

2020年以降はコロナ禍によってお花見自体が自粛となってしまいましたが、マスクの着用や混雑を避けるなど、感染症対策をしたうえでの鑑賞が望ましいでしょう。

関連:お花見文化はいつから?日本の代表的な春イベントを楽しもう!

4月の行事・イベント

エイプリルフール

エイプリルフール

日程:4月1日の午前中

エイプリルフールはどんな嘘をついてもついて良いという訳ではなく、「罪のない嘘をついて人をかつぐ」という欧米発祥の風習となっています。

大手企業も4月1日にユーモアのあるウソ広告を大々的に宣伝したりと、日本においても一つの風習として定着してきていますね。

エイプリルフールという文化が日本に伝わったのは大正時代とされており、今日に至ってもSNSでウソを言い合ったり、テレビでもウソのニュースを流すといった試みがされています。

関連:エイプリルフールの起源とはいつから?嘘は午前中だけって本当?

入学式

時期:4月上旬

4月に入りますと、日本各地で入学式が行われます。

これまで慣れ親しんだ環境とは異なる環境となる為、新たな気持ちでそれぞれ新たなスタートを切る事となるでしょう。

日本では入学式は4月が年度始まりとなっていますが、アメリカやイギリスなどは9月が年度始まりとなる為、各国によって入学式の時期が異なります。

入社式

時期:4月

入社式は日本では毎年4月に行われるのが一般的となっています。

企業が新入社員を正式に迎えるにあたって、同期入社の社員を一同に集めて行われる式典となっています。

新入社員には一人の社会人としての自覚や責任を持たせ、学生意識を切り替える為にも入社式は実施されています。

新生活

時期:4月上旬

進学や就職に伴い、引っ越しや転勤等で新たな環境に身を置くようになると同時に新たな生活が始まります。

新生活に伴い、役所や郵便局など各種手続き等が必要になりますが、気持ちを切り替えてスタートを切れると良いですね。

花祭り

日程:4月8日

花祭りはあまり馴染みのない行事ではありますが、仏教の開祖である釈迦の生誕日を祝う仏事となっています。

また、一般的には花祭りと呼ばれていますが、各地のお寺では「灌仏会(かんぶつえ)」、あるいは「仏生会(ぶっしょうえ)」と呼ばれています。

日本では原則として毎年4月8日に行われていますが、地域によっては5月に行われる場合もあります。

イースター

イースターエッグ

日程:4月13日頃

イースターは十字架に架けられたイエス・キリスト様の復活を祝う為、生命の象徴でもある卵(イースター・エッグ)に色や絵を付けて祝うお祭りです。

イースターはキリスト教最大のお祭りとなっており、キリスト教圏ではクリスマスよりも大事なイベントでもあります。

ちなみにモアイ像のあるイースター島は、1722年にオランダの海軍がこの島を発見した日がイースターだった事から、島の名前として名付けられました。

昭和の日

日程:4月29日

昭和の日は、昭和天皇の誕生日を祝う「天皇誕生日」となる祝日でしたが、1989年に第125代天皇明仁践祚(せんそ)によって、自然の恩恵に感謝をする日として「みどりの日」に名称が変更されました。

その後、2007年になるとゴールデンウィーク3連休となるように、「みどりの日」が5月4日に移り、その代わりに4月29日は「昭和の日」へと名称が変わりました。

5月の行事・イベント

八十八夜

日程:5月2日頃

「夏も近づく八十八夜~」でおなじみの日本の歌百選にも選ばれている『茶摘』の歌いだしにもなっている「八十八夜」。

八十八夜とは、2月4日頃の立春から数えて88日めにあたる日となっています。

この時期に差し掛かりますと、稲作や農業に適した気候となります。

茶摘みや種まきの時期に入るので、この時期に採れる茶葉は質が高く良い茶葉として収穫されています。

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィーク

期間:4月末〜5月上旬

ゴールデンウィークは国民の休日として制定されており、5月の三連休と土日も含めて、最長5連休となる事もあります。

さらに、4月末の連休と有給休暇を取得することで、最長10連休になる年もあります。

一般的には大型連休の事をゴールデンウィークとして呼ばれる事が多く、この連休を利用して家族や友人らと旅行に出かけたりするなど、各地の行楽施設では毎年賑わいを見せています。

関連:ゴールデンウィークはいつからいつまで?

憲法記念日

日程:5月3日

三連休初日となる5月3日は、国民の祝日となる憲法記念日となっています。

憲法記念日は1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行された事を記念して、翌年1948年(昭和23年)より憲法記念日として制定されました。

みどりの日

緑

日程:5月4日

みどりの日は、自然の恩恵に感謝する日として制定されました。

1989年(平成元年)から2006年(平成18年)の期間はみどりの日は4月29日に制定されていましたが、祝日法の改正によって2007年(平成19年)以降は4月29日から5月4日に移動される事となりました。

その後、4月29日は昭和の日として制定される事となりました。

こどもの日 端午の節句

日程:5月5日

5月5日はこどもの日として制定されており、子供の健やかな成長を願う日となっております。

また、季節の変わり目である五節句の一つである端午(たんご)となり、菖蒲(しょうぶ)で邪気を払うといった厄除けの行事が行われていた日でもありました。

その為、端午の節句の事を「菖蒲の節句」とも呼ばれています。

鎌倉時代は「菖蒲」と「尚武(武道を重んじる事)」をかけて男の子の節句として祝われておりましたが、現在では男女問われなくなりました。

男の子のいる家庭では五月人形を飾ったり、こいのぼりを立てて男児の健やかな成長を願う日となっています。

母の日

赤いカーネーション

日程:第2日曜日

母の日には日頃の感謝を込めて、赤いカーネーションや贈り物をプレゼントする日となります。

元々の起源は国によって異なりますが、母の日に赤いカーネーションを贈る事のきっかけとなったのは、1907年にアメリカ人女性が母の命日の日に白いカーネーションを教会に贈った事が始まりとされています。

その後、1914年にはアメリカで「母の日」としての記念日となり、その当時から5月の第2日曜日に定められるようになりました。

また、白いカーネーションは亡くなった方への贈り物であったため、ご健在の方へ贈る場合は赤いカーネーションを贈るものとして区別されています。

葵祭り

日程:5月15日

葵祭り(あおいまつり)は関東や九州方面の方にはあまり馴染みが無いかもしれませんが、祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭の一つとして、約1,500年前の欽明天皇の時代から行われており、五穀豊穣を祈る行事となっています。

葵祭りの正式名称は「加茂祭」となっており、京都市の下賀茂神社と上賀茂神社で毎年5月15日に行われています。

三社祭

日程:5月17日

三社祭(さんじゃまつり)は、毎年5月17日に東京都台東区浅草の浅草神社にて行われている例大祭となっています。

例大祭とは、神社で毎年行われているお祭りの中でも最も重要なお祭りでもあります。

三社祭は5月の第三土曜日を基点とし、金・土・日曜日の三日間にかけて行われる祭りとなっており、東京の下町を活気づける初夏の風物詩として市民および、観光客で賑わいを見せています。

2020年以降のコロナ禍においては三社祭の開催が延期となったり、神輿の渡御(とぎょ)が中止となったりするなど、以前の賑わいに戻るまでにはまだ時間がかかりそうです。

詳しくは三社祭のホームページをご覧になってください。

三社祭ホームページはコチラ(外部サイトにアクセスします)

春の二十四節気

二十四節気とは、季節の節目を表すために使われており、1年を24等分したものとなっています。

ここでは春の季節(3月~5月)に当たる二十四節気についてご紹介しています。

啓蟄(けいちつ)

テントウムシ

時期:3月5日頃

二十四節気の第3となる啓蟄は、土中で冬眠していた虫たちが地表に現れ始める頃で、春の気配をより感じられる時期となります。

日本人にとっても働き始めるのに適した季節となりますので、春の陽気を感じながら意気込む事となるでしょう。

関連:啓蟄(けいちつ)とは何の日?意味や由来について

春分(しゅんぶん)

ソメイヨシノ

時期:3月21日頃

二十四節気の4番目となる春分。

春分は昼と夜がほぼ同じ長さになる時期となり、この日を境に本格的な春の訪れを感じる事が出来るようになります。

この時期になると、寒さもだいぶ和らいで過ごしやすくなってきます。

また桜の開花時期もこの頃なので、各所ではお花見日和となる事でしょう。

学校行事では近くに卒業式がありますが、別れの季節であると同時に生徒たちの新たな門出を願う時期となります。

関連:春分の日とはいつ?意味や由来について

また、春分の日の前後3日間ずつを合わせた7日間はお彼岸となります。

『春分の日』『秋分の日』のそれぞれの期間に行われ、ご先祖様にご挨拶をしに行く期間となります。

関連:お彼岸の日はいつ?意味や当日にやることについて

清明(せいめい)

ウグイス

時期:4月5日頃

二十四節気の5番目となる清明。

清明は「清浄明潔」という言葉の略となり、これは「すべてのものが生き生きとする季節の訪れ」を意味しています。

各所では花が咲き誇り、蝶々が飛び交う様やウグイスのさえずり声が聴こえる季節となります。

穀雨(こくう)

田んぼ

時期:4月20日頃

二十四節気の6番目となる穀雨。

田畑の準備が整った際に春の雨が降り、穀物の成長を助ける頃となります。

穀雨が終わる頃には、茶摘や種まきをする上での目安となる八十八夜が訪れます。

立夏(りっか)

草木

時期:5月6日頃

二十四節気の7番目となる立夏。

夏の気配が感じられるようになり、草木の成長が著しくなる季節となります。

時期がゴールデンウィークと重なるので、各地の行楽施設では賑わいを見せる時期でもあります。

小満(しょうまん)

芽

時期:5月21日頃

二十四節気の8番目となる小満。

日に日に夏の気配を感じられる季節となるので、中には半袖で過ごし始める人も現れる時期となります。

草木が成長して生命が満ち溢れる頃となりますが、梅雨に入る前の不安定な空模様が続く季節でもあります。

まとめ

日本の春に行われているイベントや行事に加え、春の二十四節気についてまとめさせてもらいました。

古来から続く行事や、毎年定着しているイベントのルーツを知る事で、新たな発見や行事に対する見方が変わるかもしれませんね。

この記事をきっかけに様々なものに興味を持っていただけたら幸いです。

それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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