民法の改正によって、2022年(令和4年)の4月1日から成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられる事となりました。
それまでは20歳になったら成人とみなされてきましたが、高校卒業と同時に各々が大人としての自覚を持ち、社会と向き合っていく事となります。
成人の日に放映されるテレビのニュースでは、競い合うようにして派手な装いをする新成人が見受けられますね。
これも一つの風習として文化となってきていますが、成人の日を迎えると同時に、これから社会と向き合っていく上で、自立した一人の大人として扱われるという事も肝に銘じておく必要があるでしょう。
この記事は、成人の日の意味や由来も含めてまとめさせてもらいました。
そちらも併せてご覧頂けると幸いです。
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2023年「成人の日」の日程
2023(令和5年)年の「成人の日」は1月9日となっています。
※成人式は各地方自治体によって異なる為、場所によっては違う日付に行われる地域もあるのでご注意ください。
「成人の日」とは
成人の日の由来を辿ると、元は奈良時代から行われていた男子の成人を祝う「元服(がんふく)」が由来なっています。かつて元服は小正月に行われていたため、成人の日が1月15日と定められていました。
現在では成人の日は1月の第2月曜日と定められていますが、改定されたのは今から20年ほど前なので割と最近の事でもあります。
1999年までは成人の日が1月15日だった
成人の日が1月15日となっていたのは、1999年(平成11年)の成人式までとなっていました。
翌年の西暦2000年という節目にハッピーマンデー制度が導入され、法改正により成人の日が第2月曜日に改定されるようになりました。
【ハッピーマンデー制度とは?】
日本における国民の祝日となる日を土日と繋げ、三連休以上の期間を増やすために月曜日に移動させた制度。
ハッピーマンデー制度とは、それまでは週休二日制が主だったものを、三連休にする事で観光業や運送業の活性化を目的として定められた制度との事です。
2000年以降はこれにより三連休が増える事となり、「成人の日」を含め、「海の日」「敬老の日」「体育の日」などがそれに当たります。
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対象となる新成人
成人式に出席する対象となる新成人は、前年の4月2日の翌日からその年の4月1日までに20歳の誕生日を迎える人となっています。
(※この記事の冒頭では、法改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたと書きましたが、成人式自体は2023年以降も20歳で開催される可能性が高いようです)
本来は前年の成人の日の翌日から、その年の成人の日までとなっていましたが、時代の移ろいと共に徐々に変わってきました。
2023年以降の「成人の日」について
2023年(令和5年) 1月 9日
2024年(令和6年) 1月 8日
2025年(令和7年) 1月13日
2026年(令和8年) 1月12日
2027年(令和9年) 1月11日
2028年(令和10年) 1月10日
2029年(令和11年) 1月 8日
2030年(令和12年) 1月14日
2031年(令和13年) 1月13日
2032年(令和14年) 1月12日
2033年(令和15年) 1月10日
2034年(令和16年) 1月 9日
2035年(令和17年) 1月 8日
2036年(令和18年) 1月14日
3037年(令和19年) 1月12日
制定されている成人の日は、二十四節気の大寒の日の少し前となっている為、暦の上では厳しい寒さに見舞われると予想されます。
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まとめ
成人を迎える事で、一人の人間として責任のある言動を心がけ、社会生活を営んでいく事となるでしょう。
「責任」と聞くと堅苦しく感じられますが、ルールを守った上で自身の生き方を自由に謳歌していけるよう、努めていけると良いですね。